皆さんこんにちはかもめ(@kamomeNo3885)です。
休日を使って日本全国あちこち旅している私ですが、東京から向こう側(東北地方)は全く行ったことがありませんでした。
北海道はあるんですがね。
なので今回は7日間JR東日本と北海道の普通列車が乗り放題になる「北海道&東日本パス」を使ってまだ未踏の地である東北をぐるっと周遊旅行したいと思います。
簡単予定はこんな感じ
- 1日目(7/15) 群馬の高崎に宿泊し土合駅で下車。土合駅から谷川岳の一ノ倉沢を見に行きます(この記事)
- 2日目(7/16) 品川駅に移動し品川から仙台行きの特急ひたちに全区間乗車します。なお日立は特急列車ですのでこの日は北海道&東日本パスは使えません。高崎-品川間は有効です
- 3日目(7/17) 仙台駅から秋田県に入ります。秋田県の秋田内陸縦貫鉄道に乗車し途中の阿仁前田温泉駅というところの駅舎兼ホテルに宿泊する予定です
- 4日目(7/18) 引き続き秋田内陸縦貫鉄道に乗車し、阿仁前田温泉駅から秋田駅を目指します
- 5日目(7/19) この日は秋田8時19分発青森13時29分着のリゾートしらかみに乗って五能線の絶景を満喫したいと思います。午後からは青森観光です。
- 6日目(7/20) 朝6時台の青森発の電車に乗車します。引き続き一時期あまちゃんで有名になった三陸鉄道に乗車し途中の岩泉小本駅で下車します。そこからは地域バスに乗って日本三大鍾乳洞の一つである龍泉洞を見に行きたいと思います。この日は引き続き三陸鉄道に乗車し近くの町宮古に宿泊します
- 7日目(7/21) 宮古から仙台を目指します。この日はひたすら乗り鉄の日です
- 8日目(7/22) 仙台駅から福島県と山形県の県境にある峠という駅を目指します。そこからは秘湯として有名な滑川温泉に宿泊したいと思います。なおこの日から北海道&東日本パスの有効期間外となりますが仙台福島間はそこまで運賃が高くないので普通に乗車券を買おうと思います。もしくはこの日は青春18きっぷの利用期間内なので18きっぷを買おうかなと悩んでいます。
- 9日目(7/23) 最終日です。峠駅から福島駅に向かいます。福島駅からは東北新幹線と東海道新幹線を乗り継いで一気に新大阪まで帰ろうと思います。
とこんな予定を立てていたのですが、実際は秋田の大雨の影響で秋田内陸縦貫鉄道が普通になってしまったため途中で予定の変更を強いられました。
実際どんな感じの予定になったのかは各記事でご覧ください。
それでは1日目の様子を紹介します。
第0日目 夜行バスで東京に向かう
時間の節約のために仕事を終えて一度自宅に荷物を取りに帰り、そのまま夜行バスで東京まで移動することにしました。
いつもは大阪東京間の夜行バス移動はリボーンという高速バスを使っています。
このバスは完全にフラットとはいかないまでもしっかり足を伸ばしてほぼ横になった姿勢で寝れるためとても快適です。
体が辛いと言ったことはなく特に寝不足を感じたこともありません。新幹線と同じくらいの料金はしますが寝ていけるという時間短縮の効果がとても高いためよく利用しています。
このページを読むとわかること ・ウィラーの最高級バス「リボーン」は夜行バスのイメージを覆る快適さ! ・値段は新幹線より少し安いくらいだが、寝ている間に到着する時間節約効果が魅力! ・リボーンに乗車する際の注意点も紹[…]
しかしリボーンを予約したと思い込んでいたのですが実はできていなかった模様。前々日くらいに慌てて予約しようと思いましたがすでに満席。仕方ない…
かろうじて一番快適そうな3列掛けのバスを予約しました。しかし乗った瞬間に後悔。
やっぱりこれで東京まで行くのはかなりしんどい…リボーンの予約はお早めに。
東京駅から高崎駅へ
さて朝7時台に東京駅に着きました。
遂にここから北海道&東日本パスの使用開始です!
ここから今日は群馬と新潟の県境にある谷川岳の一の倉沢という断崖絶壁の絶景を見物に行きます。
そのため東京駅からすぐ高崎行きの普通列車に乗車します。
高崎までは乗車時間が1時間以上あるのでここはやはりグリーン課金ですね。
東京首都圏の普通列車にはグリーン車があるので助かります。
関西圏の新快速も座席指定制のAシートとなるものが登場しましたが本数が少ないのであまりお目にかかることはありません。
土合駅から一ノ倉沢まではそれなりの距離を歩く必要があります。
そのため大きい荷物はホテルに置いていきたいのですが、これも予約がギリギリになってしまったこともあり高崎駅周辺のホテルはどこも満室でした。いや正確に言うと高崎駅周辺のホテルはとても高かったのです。1泊12,000円くらいしました。
どうせ明日はこの来た道を戻って品川まで行きます。そのためこの高崎線沿線のホテルだったらどこでも良いでしょう。しかしやはり高崎駅になるべく近いところがいいですね。
ということで探した結果深谷駅前のホテルを予約することにしました。こ
こならば1泊5,000円台とかなり安かったです。
途中深谷駅で下車。駅前のホテルに荷物を預けます。深谷駅から高崎駅まではもう30分かかります引き続き乗車しましょう。
日本一のモグラ駅「土合駅」
高崎駅からはすぐの接続で上越線に乗車します。
上越線は冬の期間になると雪の景色がとても美しい路線です。
このページを読むとわかること ・越後湯沢行くだけで満足する雪景色の美しいところ ・東京から向かう際に乗車する上越線は日本で屈指の豪雪地帯 ・上越線から眺める雪の景色が美しすぎる ・冬の晴れた日は上越線に乗って[…]
高崎周辺は新前橋や伊香保温泉の玄関口である渋川などそこそこ主要駅もあるのですが、途中の水上(みなかみ)駅から先は谷川岳を超える峠越えの区間になるため運行本数が非常に少なく1日6本くらいしかなかったと思います。
しかしこの水上と越後湯沢の間の谷川岳越えの区間が最も景色が美しい区間でもあります。
峠越えと言いますが下り方面、すなわち越後湯沢方面の場合はこの大きな谷川岳の中にトンネルを掘ってその中をくぐっていきます。
このトンネルの区間の中にいくつか駅がありますその1つが今回下車する土合駅です。
土合駅は日本一のモグラ駅として知られています。土合駅で下車した人は改札までこの階段をひたすら歩いて行く必要がありますホームと改札口との標高差は何と70m!
この土合駅は谷川岳登山の玄関口となるだけあって多くの登山者らしき方が下車していきました。
そして皆さんこの長い階段を上っていきます。谷川岳を登山するぐらい足腰が強い方々でしょうからこの階段ぐらいへっちゃらでしょうね。良いウォーミングアップと皆さん言っているようです。
土合駅についてまず感じたことは涼しいということ!
こんな山の中のトンネルの駅ですからとても涼しいのです。この日は東京は35度に届こうかという猛暑日でしたが、土合駅のホームは20℃以下だったと思います。
そして、例の階段の上から外の生暖かい風が吹き下ろしてきます。湿度も含んでいますから、その風に当たるとすぐに冷やされたメガネが曇ります。
そんなこんなでメガネを拭きながら、私もこの階段を昇ります。
この日はこのように多くの下車がありますが土合駅の1日平均乗降客数は20名。
この上越線もお多分に漏れず赤字ローカル線ということになります。
土合駅の長い階段を登り、歩いて20分くらいのところに土合口駅というロープウェイの駅があります。
標高が高いのでそこまで暑くありません。20分の上り坂を歩いて行きます!
谷川岳登山の人はここからロープウェイに乗って行くわけですが、私が行きたいのは一の倉沢。
さらに土合口駅駅から3kmほど歩いたところにあります。
土合口駅から一の倉沢まではバスも出てるのですが、本数が少なく、次のバスまで時間があります。仕方なく待つかと思い、そのような予定を立てていたのですが、レンタサイクルを発見。
バスなら片道500円ですが、90分で1,800円。なかなかのお値段です…
しかし、バスの時間に縛られることなく移動できるのは利点。ということで借りちゃいました。
土合口駅から一の倉沢までは登りが続くのですが、電動自転車なので登りもラクラクです。
この日は7月15日。翌日は埼玉県の熊谷で36度を記録するなど猛暑の季節でしたが、標高が高いのでそこまで暑く感じませんでした。
実際、土合口駅から一の倉沢までの往復6km以上を歩いて往復する方も多く見られました。
フロムアクアの絶景「一の倉沢」
さて着きました。これが一の倉沢。
一度この光景が見たかったんです。ものすごく壮大!
ところで、谷川岳は世界一死者数が多い山(魔の山)としてギネス記録になっていることをご存知でしょうか?
と、聞くと谷川岳はとても危ない山というイメージがつきますが、実際はそんなことはなくほとんどのルートは安全で初心者にも優しい山です。近くて良い山と呼ばれるのも辞めて納得。
しかし、一部、超上級者向けの危ないルートがあります。その中で最恐と呼ばれているのがこの一の倉沢ルート。
この岩壁を登って頂上を目指すのだそう。
え?これ登れるんすか?
実際にこれに挑戦する人は多く、谷川岳の死者数はほとんどこの一の倉沢だとか…
昔、一の倉沢に登ろうとしてロープに宙吊りになったまま息絶え、その死体を回収するために自衛隊が出動。ロープを切るためにライフルを撃ちまくったなんで事件もありました(谷川岳宙吊り遺体収容)。
JR東日本の自動販売機などでよく販売されている水「フロムアクア」はこの上越国境のトンネル掘削工事の際に湧いてきた谷川岳の水をペットボトルに入れて販売しているもの。
ボトルのロゴはまさに後ろの一の倉沢です。
谷川岳ロープウェイで天神平へ
さてと、お目当ては見物したので土合口駅に戻ります。帰りは下りなのでスイスイ進みます。
このまま帰ろうかなと思っていたのですが、やはりロープウェイに後ろ髪を引かれ乗車。
早朝は登山客で行列になることもあるというこのロープウェイですが、さすがに昼過ぎではガラガラでした。
ロープウェイに乗ってそこからさらにリフトで天神平というところまで行けるみたいです。
このリフトの終点「天神平」駅の標高は1,300m。
向こうに見える尖がった部分が谷川岳の頂上で1,977mあるみたいです。登山客はここから2時間半くらいかけてあそこに向かうそうです。
下りとは言え土合口駅から上越線の土合駅までまた2km歩くのしんどいなぁと思っていると土合口駅から水上駅までのバスがあるみたい。
ここも予定変更してそれに乗りましょう。
群馬名物ソースカツ丼!
水上駅に到着。近くには水上温泉もある駅です。
上越線は水上駅で運転系統が分かれており、高崎から乗車して新潟方面に行こうとすると必ず水上駅で下車することになります。
そんなわけで水上駅では何度か下車したことがあるのですが、駅前のラーメン屋さんが美味しいのでオススメです。
しかし、この日は開いてませんでした…
しかも、乗り継ぎが絶妙に悪い!
温泉まんじゅう買って、明日の特急ひたちの指定席券を買って、あとはコーヒー啜りながら待合室で時間を潰しました。
ホテルは深谷に取っているので後は深谷に向かうだけですが、ちょっと高崎で途中下車。
群馬名物のソースカツ丼を食べて帰りましょう。
やって来たのは高崎駅から少し歩いたところの松島軒。
Googleマップで探した感じここのが1番美味しそうだったので!
明日は深谷駅から一度来た道を戻り品川に向かいます。
東北方面向かうのに一度品川まで戻るのは特急ひたちの仙台行きに全区間乗車したいからです笑
使っている北海道&東日本パスは特急には乗れないので、追加で10,000円くらいかかりましたが、それでも乗りたい!
と言うことで、明日は仙台で宿泊する予定です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。また次回もよろしくお願いします。
夜行バスで満足に寝れずに東京について、その足で谷川岳で自転車こいだり、歩き回ったりしたのでかなり堪えました…