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スルッと関西パスで仏教の総本山を巡る旅(比叡山編)

この記事を書いている時点では販売が終了してしまいましたが、関西都市圏の私鉄を1日あたり2,200円で乗り放題というスルッとKANSAI パスという夢のような切符がありました。

この切符を使って高野山や比叡山を旅行してきました。

こんにちは、かもめ(kamomeNo3885)です。

今回はスルッと関西パスというきっぷを使って旅行中です。

実を言うと、この切符を使用するのは2回目。さらに高野山を訪問するのも2回目です。

要はそれくらい高野山が気に入ったということ。

あと前回訪れた時は時間の都合上、奥の院をしっかりと見物することができなかったので今回は奥野院を約2 km 全て歩き通したいと思います。

今回のミッションは以下。

  • 高野山の奥の院を踏破する
  • 比叡山延暦寺を訪れる

はい、出発。

本日の行程を表す地図
本日の行程

姫路から延暦寺に向かう

今回の旅の趣旨は、歴史上で対称に語られることの多い高野山金剛峯寺と比叡山延暦寺を両方訪れて比較してみようという旅です。

 

さあ、まず一日目は延暦寺を訪れます。

私の住んでいる神戸から延暦寺までの道のりはざっと調べたところ4時間程度。かなり遠いですね…

本当は朝8時くらいに出て昼前には延暦寺に着く予定だったのですが、朝ダラダラしすぎてしまい、9時半くらいの出発になりました。

また、私の持っているスルッと KANSAI パスは引換券であり、主要な駅に行って引き換える必要があります。

私の家の最寄り駅は JR以外ならば山陽電車が通っているのですが、山陽電車の引換場所はなんと姫路駅のみ。

つまり、わざわざ目的地 とは逆方向に行って姫路駅でチケットを交換する必要があります。

最寄の山陽電車の駅まで行って山陽電車で姫路駅まで行っても良かったのですが、どうせ最寄り駅から姫路駅までの運賃はかかるので(まだチケットを引き換えていないから)、今回は家から近いということもありさらに速いJR を使うことにしました。

姫路駅までの運賃は300円ちょっと。まあ、仕方ないでしょう。

普通ならば加古川駅で新快速に乗り換えるのですが、この時間帯は新快速との接続はなかったみたいです。

てっきり私は加古川駅で新快速に乗り換えるのが一番早いと思ってましたから、 無駄に加古川駅で下車することとなりました。朝ダラダラしてしまったのに加え、加古川駅で更に30分のロス。これはちょっと痛い…

まあ、なんやかんやに姫路駅に着き、 山陽姫路駅で持っていたチケットをスルッと KANSAI バスに引き換えてもらいます。

ここからは私鉄線だけに乗りますから運賃はフリー。乗り放題です。

まず、山陽電車の直通特急で大阪梅田駅まで向かいます。

山陽電車は神戸の元町と須磨の間にある西代という駅で阪神電車に直通し、西代から先は阪神電車となるのですがあまり知られていないことです。

つまり山陽・阪神で直通して乗り継ぎ梅田まで向かうことになります。梅田からはさらに京都方面に向かいます。阪急電車で向かうと思ったため梅田からは阪急梅田駅に向かい十三で京都方面に乗り換えようとしたのですが、とんでもない混雑…

阪急電車は私のあまり好きでないロングシートですし、昨今のコロナウイルスの事情もあるので混んでいる電車にはあまり乗りたくありません。

 

空いてる電車で京都まで向かいたい…

 

そんな時に鉄道オタクはある一つの選択肢がすぐ頭に浮かびます。

 

 

時間はもったいなかったですが、十三駅を逆戻りし梅田から御堂筋線で淀屋橋駅まで向かいます。

 

ここからはもう勝ったも同然。

 

プラス500円を課金し京阪電車のプレミアムカーで 京阪三条駅まで向かいます。

京阪プレミアムカーの座席
京阪プレミアムシートはこのように1×2列がけの座席が並びます。私は非日常感を味わおうとこういう時ついつい1列側を選んでしまうのですが、youtuberスーツ氏が「1列側は通路に面するから騒がしくなる。2列側の窓側ならたいてい通路側に人が来ることもないし、通路とも間隔があくので広びろ使える。」と言ってて「確かに!」と思いました。今度から2列がげに座ります。
京阪プレミアムカーの車内
快適な車内。完全に密を回避です。乗車率は20%程度でした。他の号車は満席です。京阪は特急料金を取らないので立ち客まで出ています。500円で快適になるのに・・・よく関西人はケチと言われますが、こういったところにも表れるのでしょうか?
かもめ
大阪-京都間の移動はすごく混雑しますが、確実に座っていきたいなら京阪一択です!
普通列車ならかなり空いています。
その代わり特急は混んでいますが、プレミアムカーに課金すればOK!立っててもいいから早く行きたい!と言う場合はJRの新快速です。

三条駅からは京都市営地下鉄を経由し、御陵(みささぎ)駅から直通する同じく京阪電車の京津線に乗り換えます。これでびわ湖浜大津という駅まで向かいます。

京阪京津線の紹介

この京津線がとても面白いので少し紹介しておきましょう。実はこの京津線に乗る機体も今回の旅の目的でもありました。

京津線は京阪電車ですが 御陵駅からは京都市営地下鉄に直通します。

つまり、同じ車両がびわ湖浜大津という湖畔の駅までも行くし、京都の地下も走っているということです。

 

これだけならばよくある光景。しかし、京津線は山科から先がすごいのです。

 

 

京津線の名物はとんでもない急カーブととんでもない急こう配。

逢坂の関を超え、滋賀県の琵琶湖畔に抜けるためこのような構造になっています。途中には日本一傾いた駅ともいわれる大谷駅があります。このような難所を超えるために、京津線の列車は車輪が小さくされ、カーブを曲がりきるために車両も一般的な車両よりも短くなっています。

京津線を走る京阪800系電車
京津線を走る京阪800系電車 wikiより

さらにさらに、上栄町からびわ湖浜大津間の1駅間は路面電車さながらの道路上を走ります。

つまり、同じ電車が地下鉄にもなり、激坂激カーブを曲がり、さらに路面電車にもなるということです。

 

このようなせいで一説によると1両あたりの製造費は新幹線と同程度なんだそうです(2億円)。しかし、先述のように車体が短いのに加え、新幹線はそもそも在来線より車体が短いですから、1mあたりの製造コストは新幹線より高いということになります。

 

京津線に乗って比叡山へ

と、まあ京津線について散々語ったところで旅を進めましょう。効果はさらに京阪電車に乗って比叡山口という駅まで向かいます。

ここからさらに15分ほど歩き比叡山ケーブルの乗り場である坂本駅に向かいます。

坂本駅に向かう途中「日吉大社」というものがあったのでちょっと立ち寄ります。

私は前を通りかかるまでこの日吉大社という神社を知らなかったのですが、どうやら旧社格制度では官幣大社に位置づけられ、かなり位の高い神社のようです。

入場料は確か300円ほどでしたが、境内に人はまばらでその割にはかなり広大な境内でした。さらに西本宮と言うところは比叡山を階段でかなり登ったところにあり、そこも訪れてみたかったですが時間の関係で断念しました。

人の少ない静かなところにある神社って雰囲気が良くていいですよね。

さてさて、ただでさえ朝いろんなトラブルがあって遅刻しているので散策もほどほどにケーブル坂本駅まで向かいます。

ここからは比叡山ケーブルでケーブル延暦寺駅を目指します。この比叡山ケーブルは日本で最も長いケーブルとして知られケーブルカーには珍しく二つの途中駅があります。さらにこの二つの途中駅は秘境駅としても知られ乗車前に係員に事前申告しないと降りることができません。その1つもほうらい丘駅はかなり面白い特徴を持った駅です。

なんと大正末期のこのケーブル建設の際に多数の石仏が発掘されたというのです。

この石仏はほうらい丘駅近くの洞窟の中に一箇所に安置してあります。石仏は織田信長の比叡山焼き討ちの際に犠牲となった人々の霊を鎮めるため土地の人々が多くの石仏を刻み死者の冥福を願ったと伝えられています。こういった側面から Google でほうらい丘駅と検索すると心霊スポットや心霊現象のサイトが多数ヒットします。私も一度訪れてみたいのですが事前申告が必要なことやかなり物々しい雰囲気であるためなかなか足が向きません。

ほうらい丘駅
ほうらい丘駅

事前申告が必要なこともあって、京都から1時間わずか450円に距離にも関わらず、秘境駅ランキング2021年度版では12位にランクインしています。ちなみに、11位がこの1つ先の駅「もたて山駅」です。

比叡山ケーブル時刻表
比叡山ケーブル時刻表

比叡山ケーブルの時刻表を見ると、運航頻度はそれなりにあります。どの便でも事前申告さえすれば降りられるので、ある意味日本一アクセスの容易な秘境駅ではないでしょうか?

こんなこんなでケーブルのは珍しい2つもの途中駅があることから、日本一長いケーブルであることがわかるでしょう。乗車時間は10分程度。運賃は往復1,100円です。結構高い…

 

日本一長い全長2 km ちょっとのケーブルを登るとそこが比叡山駅です。

ここからはこのように琵琶湖の雄大な眺めが楽しめます。

比叡山からの琵琶湖の眺め
だいぶガスってますが…

ここから歩いて15分ほどところが延暦寺と呼ばれる地域。

私も知らなかったのですが延暦寺というお寺が存在するわけではなく、 天台宗のお寺が密集したこの地域一帯を延暦寺というそうです。

その反面(また明日訪れますが)、高野山金剛峯寺は実際に金剛峯寺というお寺が存在します。

 

ちょうどこの時期は根本中堂の改修を行っている時期で、工事中ながら中に入ることができました。

そこには不滅の法灯と呼ばれる炎があり、 これは西暦788年に最澄が灯明をかけて以来1200年以上一度も消えることなく輝き続けていると伝えるそうです。

これは現在も菜種油を燃料にして灯芯が浸り、火が灯るという原始的な構造の灯篭内で燃え続けているため毎日朝夕の二回燃料の菜種油を絶やさないように僧侶が中で菜種油を継ぎ足し続けています。気を抜くと燃料が垂れて火が消えることから「油断」の語源になったとされています。

 

さて早々に比叡山を下山し京都の町を目指します。今日は京都のネットカフェで一泊する予定です。

 

と、その前に、京阪電車の三井寺駅で降りてすぐ前にある琵琶湖疎水を見に行くことにしました。

ここから歩いてすぐのところに琵琶湖があり、ここから水をすくって京都の町の方に流しているのです。明治時代の先人の知恵です。三井寺駅は滋賀県ですが、ここから京都の蹴上は南禅寺のところにまで水を流しています。

大津閘門
三井寺駅近くにある水門。ここは滋賀県だがこの水門は京都市水道局が管理しており、滋賀県民の脅し文句「琵琶湖の水止めたろか?」は全く効力を持たないらしい。

この辺は第一疎水と言われ、桜の名所としても知られています。もう2週間遅かったら満開の桜が見れたでしょうに、残念…

 

さて、ホテルをとっても良いのですが私のような移動に時間がかかる旅をする人は朝早く出て夜遅くに帰るためホテル代がなんとなく勿体無く感じてしまうのです。最近のネットカフェは防音個室も備えており、ホテルでくつろいだりすることなく帰って寝るだけなら逆に私はこっちの方がコストパフォーマンスが良いと感じます。飲み物や朝食も付いていますしね。(この場合のネットカフェとは快活 CLUB 一択です)

 

さて京都の西院にある快活クラブに向かいます。

 

と、ここで事件が。

なんか鍵付き防音個室が満室だというのです。とりあえず普通のブースに入室し、そこで夜を明かそうと思いましたがどうも騒音と入店してくるガキどものうるささが気になります。

このご時世に夜11時前後に入店してきて、15人前後でカラオケパーティーって絶対頭おかしい。

 

 

そのため入店30分でさっさと退散。この30分で何をしていたかと言うとひたすらスマホで安いホテルを探していました。

明日は高野山に向かうため難波から特急こうやに乗ります。そのため京都でなくても大阪方面ならば明日の朝の移動の手間が省けるためそれはそれでアリです。

と探していくと、難波駅から徒歩5分で一泊3,000円というホテルが見つかりました。正直このようなホテルはあまり治安が良くなく、止まってる客層もなんとなくやばかったりするので避けるのですが今回ばかりは仕方ありません。野宿するよりいいですからね。藁にもすがる思いで予約。

さっさと快活クラブは後にし阪急電車と地下鉄を乗り継ぎ難波を目指します。

 

結果大勝利

 

しかもどうやら2名で3000円だそう 。

シャワーもトイレも別でこの通り。難波から徒歩5分一泊二人3,000円でこれは破格ですね。今後もお世話になりそうです。

宿泊したホテルの内装
難波で宿泊したホテルの内装。これで2人で1泊3,000円らしい!
宿泊したホテルの内装
シャワーも綺麗

ちなみにホテルに着いたのは午前0時過ぎ。

元々は京都から翌朝に難波に向かいそこから特急こうやに乗る予定でしたが、夜のうちに難波まで移動できたためチェックアウトぎりぎりまでぐっすり寝ることができました。

 

ちなみに特急こうやの難波発車時間は午前10時。

ホテルを出たのが午前9時50分。 難波までは GoogleMap 曰く徒歩5分。難なく間に合いましたが、こんなことをしたのは初めてです。

 

それでは2日目以降は次の記事に移ります。 ここまで読んでいただきありがとうございました。

明日は高野山を訪れます。

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