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九州で物凄か(SUGOCA)大回り!九州の特急三昧の旅!

このページを読むとわかること

・九州のSUGOCA大回りはJR九州の特急に気軽に乗れる!

・SUGOCAを使えば範囲は大分県まで!

・小倉発パターンの大回り乗車の注意点を紹介

皆さん、こんにちはかもめ(@kamome_No3885)です。

今回は九州でSUGOCA大回りをしていたので紹介したい思います。

SUGOCA大回り乗車について

本題に移る前に大回り乗車について簡単に紹介しておきましょう。

日本には全国で5つの大都市近郊区間と呼ばれる区間があります。(関東、関西、新潟、仙台、福岡)。

この区間では列車の路線図が入り組んでいるためA地点からB地点までの区間の運賃を経路によらず最短距離で徴収するという規則があります。

例えば東京から有楽町までの1駅区間を品川、新宿とぐるっと逆方向に一周回って帰ってきても、最短距離での運賃になりますから、初乗り運賃140円が適用されるということです。

山手線の路線図

つまり、乗り鉄からすると合法的なキセル乗車ができるということになります。(合法的なキセル乗車ってなんだよって感じですが…)

また、乗車券以外に特急券を買い足すことで特急列車にも乗車できるようになります。

 

以前、この制度を利用して関西で160円でおよそ10時間乗り倒した大回り乗車の記事書きました。こちらの記事もあわせてぜひご覧ください。

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関西 大回り乗車 モデルルート

福岡の大都市近郊区間はこちらの図のようになっています。

福岡の大都市近郊区間
福岡の大都市近郊区間

福岡県の都市をぐるっと一周するような大回り乗車ができますね。

 

しかしJR九州では大都市近郊区間内大回り乗車以外にスゴカ大回りというものがあります。

これはJR九州の運賃計算で定められた制度で「SUGOCA利用区間内であれば最短距離にある運賃を計算する」というものを利用した乗り方です。

つまり紙のきっぷを買った場合と同様大回り乗車ができることになります。

ご乗車の区間の運賃を計算する際、「運賃計算の特例に使用する路線」を経由して計算した方が最も安くなる場合、実際には異なる経路で乗車する場合でもこれらの線区を経由したものとして運賃を計算します。

「SUGOCA」のカード内残高利用乗車の場合|JR九州

さらにこのSUGOCA大回りのすごいところは福岡県を飛び出して大分県まで範囲に含まれるということです。

SUGOCA利用範囲

今回は特急課金しまくってJR九州の魅力的な特急に乗りまくるリッチな大回り乗車のご紹介です。

今回の旅行で使用したお金の合計金額は記事の最後にご紹介します。

大回り乗車の注意点

さて大回り乗車の時の注意点ですが、まず一点目は必ず一筆書きになるように乗車経路を設定すること。

そしてもう一つが当然ですが改札外には出られないということです。

そのため改札内にコンビニがあるような大きな駅ならば良いのですか、そうでない場合は食料調達が困難になります。

大回り乗車に出発する前はお腹が空かないように、ある程度お弁当や菓子パンなどを買っていくことをお勧めします。

今回は小倉駅の売店で北九州名物かしわめしを買って出発しましょう。

さて、今回はこちらのICカードを使っていきます。

北九州モノレールのモノスゴカ
北九州モノレールのモノスゴカ

SUGOCAはJR九州が発行するICカードですが、これは北九州モノレールが発行するICカードMONO-SUGOCAです。

スゴカは博多弁で「凄い」と言う意味ですが、そのさらに上を行く物凄いは博多弁で「モノスゴカ」です。

この通り今回はモノスゴカ大回りをご紹介します。

第一走者 特急ソニック(883系) 小倉-大分 13:09-14:37

この旅の出発は出発は小倉駅からです。

まず乗車するのは特急ソニック23号大分行きです。

特急ソニックには青いソニックと白いソニックがありますが私が今回乗車した特急ソニック23号は青いソニック883系による運行でした。

手前の白い車両が白いソニック885系、奥の青い車両が青
手前の白い車両が白いソニック885系、奥の青い車両が青いソニック883系

まずはこの特急ソニックに乗車。終点の大分を目指します。

 

表定速度というものをご存知でしょうか。

これは単純に走った距離をかかった時間で割って計算された時間あたりの速度のことですが、在来線で日本一速いものは大阪と金沢結ぶサンダーバードとなっています。

しかし、サンダーバードは途中高速で走ることを前提につくられた高規格路線である湖西線を経由します。湖西線は踏切のない高規格な路線ですから高速度でぶっ飛ばせて当たり前です。現代風の言葉で言えばチートです。

 

では表定速度2位の列車は何でしょうか。

それが今回乗車している博多と大分を結ぶJR九州の特急ソニックです。

特急ソニックに使用されている車両は白いソニック885系と今回乗車している青いソニック883系がありますが、どちらも振り子装置を備えておりカーブになると車体を傾けて高速で通過できるような工夫がなされています。

そのため決して線形が良いとは言えない日豊本線区間であっても爆速で通過していくため、表定速度日本第2位という名誉に輝いているのです。

しかもソニックのすごいところは博多から大分に向かう途中で小倉駅がありますが、小倉駅で進行方向が逆転するスイッチバックがあるということです。

つまり、ここでかなりのタイムロスが生じてしまうということになりますが、頭から突っ込んできたソニックに対してあらかじめ小倉駅のホームの最後尾でもう一人運転士さんが待ち構えておくことで小倉駅でのタイムロスを最小化する工夫がなされています。

表定速度が落ちてしまうような逆向にも負けずに2位の名誉に輝いている特急ソニック。私はこの列車が大好きです。

 

続いて、ソニック号の車内を紹介しましょう。

青いソニック883系の車内はこのようにミッキーマウスのような耳がついた座席となっています(このようになっていない普通の座席も中にはあります)

ここにちょうど頭を埋め込むようにして座ることで抜群の座り心地です。

白いソニック885系の方は革張りのシートがあるのですが滑って座りにくいというマイナスな口コミをよく耳にします。その点私はやはりこの青いソニック883系の方が好きです。

883系(青いソニック)の座席
883系(青いソニック)の座席

また特筆すべきはこの座席上の荷物スペース。

通常は「網棚」という言葉に連想されるように荷物置きがあるだけというのが普通ですが、ソニック号の場合は飛行機の荷物スペースのように蓋が閉められるようになっています。

がっしりとした荷物置きスペースが特徴
がっしりとした荷物置きスペースが特徴

さて小倉駅を発車したソニック号は途中に行橋、宇島、柳ヶ浦、宇佐、杵築、亀川、別府に止まり終点大分に至ります。

途中宇佐駅に止まりますが、ここは宇佐神宮の最寄り駅であるため駅舎が神社風のオレンジ色の塗装が成されています。

また、ローマ字で書くと「USA」となることから、駅名表が面白いことで有名です。近くに座っていた外国人団体も面白そうに写真を撮っていました。

宇佐駅は神社風の装飾になっている。
宇佐駅の駅名表。青の背景に宇佐神宮を載せることでアメリカ国旗を模している。

およそ1時間半後の14:37。終点大分に到着です。

ここからは20分の接続でJR九州が誇るデザイン&ストーリー列車(D&S列車)ゆふいんの森号に乗車します。

※JR九州では観光列車のことをデザイン&ストーリー列車(D&S列車)といいます。

 

私はてっきりこのゆふいんの森は大分始発と思っていたのですが、実は別府始発だったようです。

先ほど特急ソニックに乗っている時に別府駅で発車を待っているゆふいんの森を見ました。

別府駅で発車を待つゆふいんの森
別府駅で発車を待つゆふいんの森

せっかくならばソニックを別府で降りて別府からゆふいんの森に乗れば良かったと少し後悔しています。

第二走者 特急ゆふいんの森 大分-博多 14:57-18:05

先ほどの特急ソニックは自由席特急券で乗車していましたが、ゆふいんの森は全車指定席です。

自由席特急券であればホーム上の特急券券売機で購入することができますが、指定席特急券は購入できません。その為大回りを始めたら思いつきで乗車するということはできず、あらかじめネットや指定席券売機、窓口などで指定席特急券を購入していく必要があります。

私は前日のうちに指定席を購入しましたが、運良く先頭から3番目のギリギリ前面展望が見える席を予約することができました。

さて、早速ゆふいんの森に乗車していきます。

ゆふいんの森が到着した際は車内に乗っていらっしゃるアテンダントの方々がドアの前で立って歓迎してくれます。

ゆふいんの森の車内
ゆふいんの森の車内

車内はこのような内装。一昔前のレトロな感じを感じさせつつ、かといって古めかしくもないようなしっかりと整備の行き届いた素晴らしい車両です。

今回のゆふいんの森号は4両編成で私が乗車したのは先頭の4号車。

2号車にはグッズや軽食を販売するカフェスペースがあるのことなので早速行ってみましょう。

ゆふいんの森の喫茶カフェスペース
カフェスペースの隣にはデッキもあり、車窓を眺めながらコーヒーや軽食をいただくことができます。

ここでキーホルダーを購入。さらに、ドーナツとコーヒーのセットを注文。

ドーナツとコーヒーのセット。400円
ドーナツとコーヒーのセット。400円

キーホルダーが1200円もしたことに驚きましたが、スゴカ大回りという合法的キセル乗車みたいなことをして安く乗せてもらっているのでこれぐらいのお金はむしろ喜んで払いたいぐらいです。

購入したキーホルダー1200円
購入したキーホルダー1200円

それではここでさっき買ったかしわ飯とデザートにドーナッツコーヒーで遅めの昼食と行きましょう。

リュックの中で斜めになっていたのでかしわ飯は崩壊してしまっていました…

北九州名物のかしわ飯
本当ならばこのような3食のグラデーションが美しいかしわ飯がお目見えするはずでした|旅ぐるたびより

さて大分駅から進むのは久大本線。

名前の通り大分と福岡県第3の都市久留米を結ぶ路線です。大分駅を出発してから30分程度で温泉の街由布院に停車します。

列車の名前になっているくらいですから由布院駅で多くの乗客の乗り降りがありました。

 

ゆふいんの森の車内では数十分おきにゴミ袋を抱えたアテンダントさんが通路を行き来します。新幹線のグリーン車ではこのようなゴミ回収サービスが行われていますが、ゆふいんの森でも同様のサービスが行われているようです。

 

由布院駅を出発した列車は豊後森に到着。豊後森駅到着前では進行右手に旧豊後森機関庫を見ることができます。豊後森機関区は昭和9年から46年間使用されていた機関区です。

昭和20年8月4日には、軍事輸送の拠点となっていたため米軍機の機銃掃射にあい、職員3名が死亡するという惨事も起きており、機関庫の壁には現在も機銃掃射の跡が残っています。

豊後森機関庫
豊後森機関庫

この後列車は温泉で有名な天ヶ瀬駅や大分県第3の都市である日田などに停車し福岡県の久留米に停車します。

ここからは鹿児島本線を北上し博多を目指します。途中は鳥栖駅に停車するのみで、鳥栖の次の停車駅が博多です。

18時5分、列車は定刻通りに博多駅に到着しました。

博多駅で電車ウォッチング

さてこれからさらに鹿児島本線北上し小倉方面を目指さなければならないのですが、せっかく博多駅に来たのだからJR九州の魅力的な列車の数々を見て行きましょう。

特急かもめ(博多-長崎)やきらめき(博多-門司港)などで使用される787系。JR九州の特急の汎用車両と言える。
特急かもめ(博多-長崎)やきらめき(博多-門司港)などで使用される787系。JR九州の特急の汎用車両と言える。
手前が885系。白いソニックや特急かもめに使用される。奥が883系、特急ソニックに使用される。この大回りの最初に乗った車両。
特急ゆふに使用されるキハ185系。JRに分割民営化される際に赤字になるだろうと思われた三島会社(JR九州、四国、北海道)に与えられた車両。いわば国鉄からの最後のプレゼント。しかし、JR四国は独自で高性能車両を作ったので185系が余剰になった。それを譲り受けたのがJR九州でいまでもこうして活躍している。

博多駅のホーム上には全国的にも珍しい立ち食いラーメンの店があることで有名です。そして当然ながら博多ですからとんこつラーメンのお店です。

ここの名物は素ラーメン。麺とスープネギだけが入ったシンプルなラーメンですがお値段も420円でとてもリーズナブルにラーメンを食べることができます。

博多駅のプラットホームで食べる素ラーメン
博多駅のプラットホームで食べる素ラーメン
しかも卓上には辛子高菜紅生姜にんにくごま塩コショウといったアレンジできるトッピングが盛りだくさん。
しかも卓上には辛子高菜紅生姜にんにくごま塩コショウといったアレンジできるトッピングが盛りだくさん。

私は24年間福岡に住んでいましたがそれでもお墨付きを与えられる美味しさです。立ち食いラーメンだからといって侮ることなかれ。

第三走者 特急ソニック(885系) 博多-黒崎 18:57-19:30

さてに乗車するのが特急ソニック49号大分行き。なんとこの大回り乗車で2回目のソニック号の乗車です。

今回のソニック後は白いソニック885系による運行でした。これも先頭が自由席号車になっており前面展望席が取れたので最前列に乗車しました。

885系の運転席は液晶を使った電気式の曇りガラスが採用されていることで有名です。

この日はもう暗くてあまりよく見えなかったのでYouTubeの動画を貼っつけておきます。

ガラスとガラスの間に液晶を挟みそこに電気を流すことによって曇りガラスになるという仕組みです。

これは運転席と連動しており運転士さんが非常ブレーキをかけている間は曇りガラスに、そうでない場合は通常のガラスに変化するようになっています。YouTubeの動画でも運転手さんの出発進行の合図と共に非常ブレーキを解除した瞬間くもりが取れ前の視界が開けることが確認できるかと思います。

このソニック号は小倉駅に停車するのですが、小倉まで行ってしまうと小倉発小倉行きの切符になってしまい一筆書きでなくなるためルール違反となってしまいます。そのため小倉駅のひとつ前の停車駅である黒崎駅で下車することにしました。

第四走者 黒崎-九州工大前  19:34-19:47

さて最後の走者は門司港行きの快速列車でした。これで小倉駅の2つ手前の九工大前駅を目指します。

大回り乗車なので小倉駅の1駅手前の西小倉で良いと考えそうですが、それはちょっと注意です。

実は西小倉駅は最初に特急ソニック号に乗った際に通過しています。

西小倉駅は日本本線と鹿児島本線の列車両方が通過する駅なので西小倉駅まで到達してしまうと経路が被ってしまうことになります。そのため小倉発でも大回り乗車をする際はその二つの九州工大前駅で終了する必要があるのです。

今回の大回りの料金を精算!

ほぼほぼ7時間程度を要した今回の大回りですが、乗車券部分は小倉‐九州工大前の210円で済んでしまいます。

さて今回の大回りで使ったお金を計算してみましょう。

  • 乗車券 210円
  • 特急券(ソニック小倉‐大分) 1,800円
  • 特急券(ゆふいんの森大分‐博多) 2,930円
  • 特急券(博多‐黒崎) 600円
  • 素ラーメン 420円
  • 弁当(かしわ飯)  800円
  • ゆふいんの森車内販売 キーホルダ-1200円 ドーナッツセット 400円
  • 小倉駅のコンビニで買った菓子パンとコーヒー 402円

合計:7,562円

ちょっとお金を使いすぎてしまいましたね…

特急券だけで4,000円以上使ってしまいました…

普通列車のみで行く場合はこちらの乗り継ぎになるでしょうか?(2022年5月現在)

この場合ですと、特急券はかからないので、本当に220円だけで11時間の旅行をすることが可能です。(豊後森で1時間以上改札内に閉じ込められるのは結構地獄ですが…)

スゴカ大回りは手軽にJR九州の魅力的な特急列車が楽しめる乗り方です。特にまともに大分-博多のゆふいんの森に乗ろうとした場合、乗車券と特急券で6,070円かかります。

ぜひ皆さんも参考にしてみてくださいね!

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兵庫県 関西 大回り乗車 三ノ宮

それでは今回の記事はこの辺で、さよなら。

スゴカ大回り 特急ゆふいんの森 JR九州
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