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九州旅行4日目!博多駅をサイクリングして絶品「牧のうどん」を食らう!

こんにちは、かもめ(@kamomeNo3885)です。

さて本日4日目は九州旅行の最終日です。これまでの旅の模様は是非上記のリンクからご覧ください。

本日は長崎を出発し博多に向かった後博多周辺をサイクリングして帰ろうと思います。

長崎駅が変わった!

この旅行をしたのは2021年2月ですが、長崎駅が高架化された後のことでした。

前の長崎駅は終着駅という感じがしてとても好きだったのですが、このようにかつて線路があったところは全部線路が剥がされ広大な空き地になっていました。

また、かつて自動券売機があったところもこのように自動券売機が撤去されています。

かつて自動改札があった所の上は長崎らしくステンドグラスが飾ってある
新しくなった長崎駅の内装。かなり熊本駅に酷似しておりjr九州の駅がすべて似たような感じになってしまっているので鉄道マニアとしては少し悲しいところである。
男性トイレの方向を示す矢印がjr九州のトレンドマークでやるつばめマークになっているこのようにいちいちおしゃれなのがJR九州

特急かもめの787系がすごい!

本日乗車するのは特急かもめ号。

白いかもめに使用される885系

特急かもめは博多と長崎を結ぶと特急で黒い787系と白い885系とがあります。885系は博多から大分を結ぶ特急ソニック号としても使われている車両です。

特急ソニック号といえばこの旅行の2日目にも乗車しましたが、日本で2番目に表定速度が速い特急です。つまり、このかもめ号も素晴らしい速度を出して走ることができます。

しかしながら、長崎本線はくねくねと曲がりくねった路線である上に単線区間が一部存在します。そのためいくら最高性能の885系を用いているといっても宝の持ち腐れ感が否めません。

一方で黒いかもめに使用されている787系は、特急にちりんや特急きりしま特急かいおうなど様々な特急列車に使われているJR九州の汎用型の特急と言っても良いでしょう。

実はこの787系一時期は博多と八代を結ぶ「リレーつばめ」として使われていました。

九州新幹線は現在でこそ博多駅と鹿児島中央駅を九州を縦断するように結んでいますが、先行開業したのは九州の南半分である新八代駅から鹿児島中央駅までです。では博多駅から新八代駅まではどうやって行っていたかと言うとこのリレーつばめ号が使われていたのです。リレーつばめ号で博多から新八代駅まで行き、そこからは新幹線に対面乗り換えができる構造でした。たしか、日本最初の対面乗り換えだったと思います。

新八代駅の対面乗り換え(西日本新聞社:http://c.nishinippon.co.jp/photolibrary/cat11/post_1542.phpより)

リレーつばめ号は運行距離が長いため中には「つばめレディ」呼ばれるアテンダントさんがいたり食堂車も備え付けられていました。その名残で現在の787系にも様々な種類の車両が備え付けられています。これが何と言っても787系の特徴です。

自由席・指定席に加えビュッフェ車として使われていた座席間隔の広い指定席、半個室型のコンパートメント席、グリーン席、DXグリーン席、そしてグリーン個室と6種類もの座席タイプがあります。

これは元食堂車で使われていた車両の指定席。天井のドーム型の照明が特徴。しかし、この照明のせい網棚がないのが欠点。でも、シートピッチ(座席間隔)が広く、足元にかばんなどを置くスペースが十分にある。
今回はこの元ビュッフェ車の座席に乗車。これでもただの指定席扱いなので特別な料金はかからない(指定席代金だけ)。このようにシートピッチが広く、足を目一杯伸ばしても前の座席には当たらない。

他の座席ではデラックスグリーン席はJRの車両の中で最もリクライニング角度が深いということで有名です。

しかしこの787系はステンレス車体であり、白いかもめの885系に備え付けられているような車体傾斜装置を備えていないため、白いかもめに比べると速度が落ちます。特に車体傾斜装置のおかげでカーブの通過速度が黒いかもめの方は遅いです。従って所要時間に差が出てしまうのですが、白いかもめは速い分、途中の肥前山口駅に停車し黒いかもめは肥前山口駅を通過することで所要時間を揃えているそうです。

全6種類の座席はこちらの動画で紹介されています。

長崎本線は眺めも素晴らしくものように途中有明海の干潟も眺めることができる。ムツゴロウはいないかなあ

途中の肥前山口駅は日本最長片道切符の終着駅であることが有名です。駅前には日本最長片道切符の記念碑なるものが置いてあります。この肥前山口駅は佐賀県江北町という町にあるのですが、最近この肥前山口駅を江北駅に改名する案が出てきており、マニアとしては注視したいところです。

福岡市内をサイクリング!

今日は帰りの新幹線まで少し時間があるので博多駅で自転車を借り福岡市内をサイクリングしてみたいと思います。目的地は特には決めていなかったのですが海の景色が良い姪浜(めいのはま)のほうに進みたいと思います。

中洲からの眺め奥に見えるのはキャナルシティ

途中福岡paypayドームを通りました。元福岡県民からすると福岡ドームと言いたくなるところですが福岡ドームヤフードームヤフオクドームペイペイドームと名前が変わりすぎて嫌になります。

 

グーグルマップで遊んでみると近くに元寇防塁跡と呼ばれるものがあったためそこまで行ってみます。姪浜は元寇が襲来した際に防塁を築いて侵入を拒んだ土地です。

たったこれだけ。なんか思ってたんと違う…

さて博多駅に戻り、隣にある博多バスターミナルで牧のうどんを食べました。牧のうどんは博多ラーメンと同じく麺の硬さを選ぶことができます。ここでは柔麺を選ぶのが博多流。ラーメンはカタ麺でうどんは柔らかめが博多なのです。

なぜうどんは柔らかいかと言うと博多が商人の町であることに起因しています。お昼休みの短い休憩時間の間にさっと食べられるようにとうどんを柔らかくしたのです。実は博多にはラーメンの店舗よりもうどん店舗の方が多かったりします。博多はうどん文化なのです。

牧のうどんのごぼう天うどん

そしてこの牧のうどんの特徴は麺を茹でた後に冷水でしめていないこと。

そのため食べている最中に麺がどんどんスープを吸い、麺が増殖していきます。そんな時の救世主が一緒に持ってこられるやかん。この中にはうどんの出汁が入っておりつぎ足しながら食べることができます。

しかも牧のうどんのスープ(出汁)は全て姪浜にある本店から車で輸送しているため、本店から90分以内の場所にしか出店しないと言うこだわりよう。最近は福岡名物も全国各地で食べられるようになりましたが、牧のうどんは紛れもなく福岡でしか食べることのできない名物です。 

 

私は福岡出身で久しぶりに牧のうどんを食べたのですが、こんなにおいしかったものかとびっくりしました。最近は岡山やうどん県香川のコシのあるうどんばかり食べていましたが、柔らかいうどんも良いですね。

うどんマニアの私から言わせると高松駅前飲み2軒家とは山のぶっかけうどんの発祥である古い家をかなりお勧めです。

「ふるいち」のぶっかけうどん。岡山駅の新幹線ホームにも店舗があり、新幹線の中に持ち込んで食べることができる。
ということで四日間にも読んだ九州一周旅行はこれにて終了帰りの新幹線の中で特急ソニック883系と並走しました。
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