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旧山陰本線を有効利用!景色だけじゃない嵯峨野観光トロッコの楽しみ方!

こんにちは。かもめ(@kamome_No3885)です。

阪急嵐山駅
阪急嵐山駅

今日は阪急の嵐山駅前に来ています。

ちょうどこの日は紅葉のベストシーズン。

ということで人気の観光列車嵯峨野観光鉄道のトロッコに乗って行きたいと思います。

嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車はJR嵯峨嵐山駅隣のトロッコ嵯峨駅から出ています。

阪急の嵐山駅からは徒歩20分程度。少し遠いですが途中に観光名所で有名な竹林の小径などがあるため散歩にはちょうど良いでしょう。

阪急嵐山駅からトロッコ嵯峨駅まで

この日は2022年の11月。

コロナウイルスも落ち着いてきており国境が開かれ始めた時期でした。

そのため今までは全く見かけることがなかった外国人観光客も多く見受けられました。通りには中国語、韓国語、英語などさまざまな言語が飛び交います。

 

渡月橋

渡月橋を渡ります。

渡月橋は何と9世紀に建てられたかなり歴史のある橋だそうです。

ここで渡るのは桂川。

これにて嵐山と嵯峨が隔てられているということですが、私は京都人ではないため嵐山と嵯峨の違いがイマイチよくわかりませんでしたので調べてみました。

調べてみたところ地名は嵯峨野という地名で嵐山という地名は無く、ただ単に渡月橋の隣にある山のことを嵐山というそうです。

嵐山は渡月橋の西側にあり川を隔てて南西が嵐山地区、北東を嵯峨野地区というのでしょう。

また嵯峨という地名も聞かれますが、これは嵯峨野の「野」を取っただけで嵯峨野と嵯峨ほぼ同義だそうです。

向こうに見える山が嵐山でしょうか?

 

 

しばらく歩くと竹林の小径に入ります。

ここは観光パンフレットなどでもよく見られる有名観光地ですので多くの方が立ち止まって写真などを撮っていました。

私もゆっくり写真をとって行きたかったのですがトロッコ列車に乗り遅れてしまうため先を急ぎます。

竹林の小径
竹林の小径
トロッコ嵯峨駅
トロッコ嵯峨駅

ここがトロッコの始点であるトロッコ嵯峨駅。

隣にあるのはJRの嵯峨嵐山駅です。

嵯峨野観光鉄道の線路は旧山陰本線の線路をそのまま使って運行されています。

そのため全区間に渡ってJRの山陰本線(通称:嵯峨野線)に並行しており、嵐山側の始点はこのようにJR嵯峨嵐山駅に隣接したトロッコ嵯峨駅となっています。

トロッコ列車の終点はトロッコ亀岡駅。これはJRの馬堀駅に隣接しています。

またトロッコ列車にはトロッコ嵯峨駅とは別にトロッコ嵐山駅というのもあります。

 

つまり、トロッコ列車の始点はトロッコ嵯峨駅で隣にあるのはJRの嵯峨嵐山駅。

トロッコ列車にはトロッコ嵐山駅と言う駅が別にありトロッコの終点はトロッコ亀岡駅です。

しかし隣にあるのはJR亀岡駅ではなくJR馬堀駅。

JR亀岡駅とトロッコ亀岡駅は3kmほど離れています。

 

という具合になかなかめんどくさい駅名なので間違わないように注意していきましょう。

ちなみにJRの嵯峨嵐山駅から馬堀駅までの運賃は200円。

対してトロッコ列車の道区間を走る場合800円です。

かなりぼったくり運賃設定ですが観光列車なので仕方ないでしょう。

JR山陰本線とトロッコ列車の関係

先ほども書いたようにトロッコ列車の線路は旧JR山陰本線の線路をそのまま流用しています。

この線路は保津川沿いに走っており、京都嵐山方面から亀岡の方に抜けていく線路でしたが、なんせ川沿いにクネクネ走っているため遠回りで遅かったのが欠点でした。

そのため平成元年にJR山陰本線の新線が開業し、今までの川に沿った経路ではなくトンネルで山をぶち抜いて直線的に結ぶような線路に改良したのです。

旧線と新線の関係

しかし旧線は川に沿って走る風光明媚で景色がとても美しい路線でした。

そのためそのまま捨ててしまうのはもったいないということで観光列車を走らせたのがこの嵯峨野観光鉄道のトロッコ列車の始まりです。

JR保津川駅から眺めるトロッコ列車
JR保津川駅から眺めるトロッコ列車 トロッコは写真から分かるように嵐山方面から亀岡方面に行く場合は機関車が後ろから客車を押す形の推進運転となって運転されます。
保津峡駅で写真を撮っていると保津川下りの船が足元を潜っていきました。
保津峡駅で写真を撮っていると保津川下りの船が足元を潜っていきました。

今のJRの保津峡駅からはこのようにトロッコ列車が川に沿って走っていく光景を見ることができます。

この写真の右から左に今の線路は走っているのでJR(新線)は川を横切って一直線に走っていますが、トロッコ列車(旧線)は川に沿って走っているというのがこの写真からも一目瞭然でしょう。

ちなみにこの保津峡駅ですがちょうど山間にある駅で嵯峨嵐山駅から一駅隣というだけなのに乗降客数がかなり少ない駅になっています。

列車本数はそこそこ多いので都会に近い行きやすい秘境駅として知られています。

しかし、シーズンになるとこのようにトロッコ列車の写真を撮る人たちで賑うこともあるようです。

さてトロッコ列車はもう一度JRの鉄橋の下をくぐります。

地図を見る限りトロッコの線路とJRの鉄橋が交差する点は3回あるようですが、このトロッコの車窓からするに上に駅はなさそうですからおそらく今は③の所を通過しているのでしょう。

トロッコ列車の横を流れる保津川では保津川下りが有名で、これは川の流れ的に亀岡方面から嵐山方面に進む川下りとなります。

嵐山から亀岡までトロッコで行って、帰りは船に乗って嵐山まで帰ってくるなんていうルートも良さそうですね。

そうしたかったのですが帰りはトロッコ列車のリッチ号の座席が予約できたためそっちに乗ってしまうことにしました。往復トロッコ列車に乗車です。

25分で終点のトロッコ亀岡駅に到着します。

リッチ号は開放感抜群!

リッチ号というのは嵐山方面に向かう列車の先頭車両に一両だけ繋がれる車両。

他の車両に比べて窓枠が小さく開放感が大きいのが特徴です。

リッチ号は開放感抜群

 

なかなか予約が取りづらいのですが今回幸運に予約を取ることができました。

一方で紅葉のシーズンなどになると直接風が吹き込んでくるためかなり寒くなります。これはリッチ号に限ったことではないのですが、この期間中にトロッコ列車に乗る際は防寒装備を十分にしていきましょう。

 

また山陰本線の旧線でありトロッコ列車はただの箱つまり客車列車です。

乗り心地はかなり悪くトロッコ列車ですので普通の電車についているようなふかふかの椅子はついていません。

乗り心地が悪くおしりから突き上げるような揺れが強いので覚悟して乗りましょう。

と言ってもそんなに耐えられないような揺れじゃないので安心してください。

 

 

このトロッコ列車は冬の期間を除いて年中運転されているのですが、紅葉のシーズンとなると予約を取るのは相当難しくなります。

1ヶ月前からチケットは予約できるため予定がある方は早めに予約をしましょう。

乗車した際の動画もこちらに開けていますので興味がある方はぜひご覧ください。

 

 

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