注目キーワード
  1. 青春18きっぷ
  2. 乗車記
  3. 関西地方

紀三井寺の絶景と飛鳥寺の日本最古の仏像と…(スルッと関西パス旅行2日目)

こんにちは、かもめ(@kamomeNo3885)です。
今回は関西スルッとパスの旅、第2日目。
1日目の模様はこちらの記事に紹介しているのでぜひ併せて読んでみてください。
高野山に行って南海の登山電車「特急こうや」を楽しんだり、戦国武将が多く眠る高野山の奥の院に行ったりしています。
2日目のミッションは
  • 紀三井寺駅に行く
  • 明日香村をサイクリングする
  • 奈良公園の鹿とか戯れる

です。

では、早速。

紀三井寺駅に行く

まずはJR和歌山駅前に取ったホテルを出発し、JR和歌山駅から2駅の紀三井寺駅を目指します。関西スルッとパスは私鉄縛りなので、この2駅間は追加料金がかかりますが、まあ仕方ない。
これから乗る紀勢本線(通称きのくに線)は温泉で有名な白浜や新宮に向かう路線です。つまり、田舎を走る路線。
そのため乗客は多くないと思っていましたが、和歌山駅では通勤途中のサラリーマンが多数見受けられました。また、列車内でも通学途中の高校生が多数いました。
2駅の混雑を我慢して、紀三井寺駅に到着ここから歩いて10分ほどが紀三井寺です。
ここ訪れようと思った原因はyoutuberスーツ氏の動画。和歌の浦が見渡せる素晴らしい眺め。自分もそれを眺めてみたいと思ったのです。
幸い今日は好天。素晴らしい眺めが期待できそうです。
ご覧のような素晴らしい眺め。
青い空に青い海、そして青い電車(特急くろしお・オーシャンアロー型)が映えます。
この和歌山湾一帯は和歌浦と呼ばれ、文字通り「和歌の浦」ということで平安時代から歌人たちの間に有名であった場所です。
鉄道唱歌の中にも以下のように登場します。

紀三井寺より見わたせば

和歌の浦波しづかにて

こぎゆく海士の釣船は

うかぶ木の葉か笹の葉か

鉄道唱歌・関西・参宮・南海編第51番

まさに、遠くに見える船はとても小さく木の葉か笹の葉かのようにしか見えません。
ぼーっと1時間ぐらいここにいましたが、時間の制限がなければいつまでもここにいてしまいそうな素晴らしい場所でした。

さらに、紀三井寺の素晴らしいところは景色だけではありません。日本最大級と呼ばれる仏像様があるのです。

それがこちら。景色だけではなくお寺としても一級品。それが紀三井寺なのです。

 

前述しましたが、紀三井寺は紀三井寺駅から徒歩10分ほど。アクセスもそこそこ良いので皆さんも是非一度訪れてみてはいかがでしょう。必ず天気の良い日を選んでください。 

さてここからは再度 JR 紀三井寺駅から JR 和歌山市駅に戻ります。 JR 和歌山市駅は南海和歌山市駅と併設しており、和歌山市駅から南海の特急列車サザンに乗って難波に戻ります。

明日香村をサイクリングしてみる

難波からは近鉄線に乗り換え。ここから先も神社にお寺にと宗教色の強い旅となります。

難波からは近鉄特急で橿原神宮前駅へ。

ここからまずは自転車を借り、明日香村に向かいます。

近鉄に「飛鳥」という駅がありますが、目的地の飛鳥寺からは2キロ程度離れており、橿原神宮前駅からも2キロ程度なので、交通の便が良い橿原神宮前駅で降りることにしました。ちなみにどちらの駅でもレンタサイクルがあるので、飛鳥で降りたい方は飛鳥で降りても良いでしょう。

橿原神宮前駅は近鉄ターミナル駅だけであって、 そこそこの都会。近くには当然、橿原神宮が鎮座します。

しかし国道を一本を建てた途端にど田舎になります。しかし、ど田舎はど田舎でも日本の昔ながらの風景をそのまま継承したような雰囲気の良い田舎。

 

観光に精通した人が「明日香村は絶対行った方がいい。観光地なのに全く観光地化されておらず日本の昔ながらの風景がそのまま楽しめる」と言っていましたがまさにその通りでした。私も強くお勧めします。 

明日香村の風景

飛鳥寺を訪問

さて飛鳥寺に到着。

本堂には日本最古とされる仏像があります。幸い住職の方からお話を伺うことができました。この仏像が真正面ではなく少し斜めを向いているのは、 聖徳太子が生まれた方向を向いているのだそうです。

飛鳥大仏
飛鳥大仏

飛鳥寺の横には蘇我入鹿の首塚があったりなんかします。

蘇我入鹿の首塚

さらに明日香村は、乳製品を飲むという文化の発祥の地だそうです。それゆえ飛鳥寺横の売店には「飛鳥の酪」という飲むヨーグルトが売っていました。

橿原神宮を訪問

さて自転車で橿原神宮前駅に戻ります。レンタサイクルを返却する前にちょっと寄り道。当然ですが、橿原神宮にも向かいます。 

橿原神宮。前に立てかけられた絵馬は毎年近鉄が納めているらしい

 ここ 奈良県橿原は初代天皇「神武天皇」が最初に都を置いた地とされ、日本発祥の地とも言われています。

神武天皇は宮崎の高千穂から神武東征に出かけ、数々の戦いの後にここ橿原に都を開いたとされています。神武天皇がここ橿原の家を選んだ理由は日本の中心であるから。

2600年以上も前の地図も GPS もない時代にこの奈良県橿原を選べぶのはセンスの塊ですよね。実際に現在の日本の中心地は兵庫県加古川市周辺にあるとされています。それほど遠くは離れていません。地図も GPS もない時代にどうしてわかったのでしょうくてん神の力とでも言うべきでしょうか。

ちなみに橿原神宮は日本誕生の地とされるだけあって、建国記念の日には大量の 右翼団体がウヨウヨするそうです。 今日は建国記念の日だから橿原神宮に行こうみたいな軽いノリで行くことはお勧めしません。

神武天皇御廟を訪問

ちなみに多くの人が橿原神宮を訪れますが、ここから歩いて1 km ほどのところにある神武天皇の御廟(お墓)に向かう方は少ないようです。 こちらも訪れる価値があるべき場所だと思いますのでぜひ訪れてみてください。近鉄にも「 畝傍御廟前」という駅があります。橿原神宮から一駅となりです。私も帰りは畝傍御陵前から近鉄線に乗車しました。

神武天皇御廟

近鉄橿原神宮前から奈良へ

さて、足早に奈良を目指します。
奈良の観光に来られる方(特に関西圏以外の読者の方)に強調しておきたいのですが、奈良の観光には絶対近鉄で使うべきです。
JR の奈良駅と近鉄奈良駅は絶妙に離れており、近鉄奈良駅は歩いて100 m歩いたら鹿がいるのに対し、JR 奈良駅は何もないです。
これを関西の芸人中川家さんもネタにしています。(中川家の礼二さんはなかなかの鉄道マニアである。奈良の下りは2:45~)
コロナの影響でしかせんべいがもらえず痩せ細っているなどと聞いていましたが、ご覧の通り元気そうです。
君はこんな季節(10月)に水に浸かって寒くないのかね?
奈良公園の鹿と戯れるなら近鉄奈良駅で下車30分で十分です。
こういっちゃ悪いですが、今の奈良は外国人観光客が少なくとても素晴らしい。是非ともコロナ禍の間に奈良を訪れるべきです。
帰りは近鉄奈良駅から、近鉄難波駅、阪神山陽電車と乗り継いで神戸方面に帰ります。
尼崎から自宅の最寄り駅まではほぼ JR と並走するように山陽電車、阪神電車走っているのですが、毎回思うことがあります。
阪神山陽は遅え!
(JR の新快速が速すぎるだけ)
最新情報をチェックしよう!