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スルッと関西パスで仏教の総本山を巡る旅(高野山編)

以前スルッと関西きっぷという関西の私鉄が乗り放題になる神のようなきっぷがありました。

これはその利用の2回目の旅。難波のホテルに宿泊していたので、難波から出発し今日は真言宗の総本山である高野山を目指します。

1日目の様子はこちら

難波から特急「こうや」に乗車

難波で奇跡的に一泊3000円で予約できたホテルを出発し、南海の難波駅を目指します。

このホテルは立地も神がかり的で、10時出発の列車に対してホテルを出たのは9時50分です。間に合うかどうか不安でしたが余裕で間に合いました。

南海なんば駅
南海の特急「こうや」
南海の特急「こうや」

これから乗車するのは南海電車の特急こうや号。

高野山に挑むこうや号

こうや号は難波駅を出発し大阪と和歌山を隔てる紀見峠を越え和歌山県の橋本駅に向かう特急です。橋本駅からは登山電車の様相となり、橋本駅から終点の極楽橋駅までは約40分かけてゆっくりと登っていきます。

その途中には8駅もの途中駅がありますがすべて通過です。

高野山の麓の橋本駅の標高は92m、終点の極楽橋駅の標高は535mです。さらに、極楽橋駅からはケーブルカーを使って山頂の高野山駅を目指しますが、高野山駅の標高は867mです。

橋本駅から極楽橋駅までは通常の南海電車、極楽橋駅から高野山駅までは通常のケーブルカーで向かうというわけです。

橋本駅から登山は始まります。

橋本駅から極楽橋駅までは通常の列車(難波駅から直通する電車)登山に挑むことになりますが最高勾配は50‰にものぼる路線です。JR西日本の再急こう配が35‰とのことなので、どれだけ急こう配かわかります。

標高867mをめざす鉄道の姿。パーミルとは、その勾配で、1000m進むと何m昇降するかを表します。
https://www.nankai.co.jp/koya/tenku/enjoy/

そんなわけで、橋本駅から極楽橋駅に向かう列車には特殊な設備が必要ということになっています。この設備を備えた列車を南海では「ズームカー」と呼んでいるそうです。

ズームカーはこの特急こうや号だけではありません。通常の普通電車でもズームカー改造された列車が多数あります。

つまり、橋本駅~極楽橋駅間でもそれなりの本数の列車が走っているということです。

列車は九度山駅くらいまでは山の麓のそれなりの街といった様相のところを走行していきます。しかしながら、九度山駅を超えてからは秘境路線となります。車窓はこのような感じのまさに登山鉄道です。

高野山の登山に挑む特急こうやからの車窓

それにも関わらず多数の途中駅があり、さらにどの途中駅にも1時間2本の普通列車が発着します。特に紀伊神谷駅は南海一の秘境駅として知られ、1日の利用客数は14人です。

と、いっても九度山から先の駅はどこもこのような感じ。でも、どの駅にも自動改札機があり、駅員のいる駅もあるので、さすが関西最古の私鉄!と言った感じがします。

以前訪れた紀伊細川駅からの眺め

極楽橋駅からはケーブルカーで

さて列車は雨の中終点の極楽橋駅に到着。

ここからはケーブルカーに乗り換え終点の高野山駅を目指します。南海ケーブルカーは日本で最も勾配のきついケーブルカーとして知られ最高勾配は568.2‰にものぼります。南海高野線(普通鉄道)の最高勾配が50‰でしたからどれだけ勾配がきついかわかるでしょう。

実は昨日乗った比叡山延暦寺のケーブルカーは日本で一番運行距離の長いケーブルカーでした。そして今回載っている高野山のケーブルカーは日本で最も勾配のきついケーブルカー。日本に二つ並ぶ仏教の宗派そしてその二つの山、それぞれに日本一のケーブルカーがあるのは興味深いですね。

 

ケーブルカーを降りてからはバスで高野山の市街まで向かいます。そう、市街とも言えるくらいに山頂に街が発達しているのです。これまでの田舎の景色が嘘のように。

空海は高野山の山頂の奇跡のような平地がある事を知り、ここに真言宗を開いたとされています。

バスで終点まで乗ったところが、奥の院の入り口。

奥の院は2㎞にも及ぶ高野山の森の中の道で途中にいまでも弘法大師空海が眠るとされる霊廟があります。さらに、奥の院の別の入り口まではお墓が並びます。ここには戦国武将のお墓も多数あり、観光名所になっています。

織田信長のお墓
織田信長のお墓
豊臣秀吉のお墓(だったと思う)
豊臣秀吉(だったと思う)
戦争の犠牲者を祀るお墓もある
高野山 奥の院
奥の院はこのような感じで荘厳な雰囲気の中お墓が2㎞にわたって続く

阪急に乗り換え宝塚方面へ

さて、雨がひどくなってきました。靴の中はもうビショビショです。

風邪をひいたら嫌なので早々に高野山を下山します。

もう一度ケーブルカーに乗り極楽橋駅まで下りそこからは普通列車で下山します。特急こうや号があればそれに乗ってもう一度難波まで戻ろうと思ったのですが、こうや号は本数が少なくなかなか乗ることができません。そのため急行電車で難波駅まで戻ることにしました。難波駅からは地下鉄御堂筋線に乗り梅田に向かいます。ここからは家に帰ろうと思ったのですが少し見ていきたいものがあるのでちょっと兵庫県の上の方に寄り道したいと思います。

これから乗るのは阪急電車および能勢電鉄です。このように数々の関西の私鉄を一枚の切符で自由に行き来できるのがこのスルッとKANSAIバスの良い点です。

話は変わりますが、阪急の梅田駅って良いですよね。私は改札内のタリーズが好きです。鉄道ウォッチには最適!

梅田駅から阪急電車に乗り川口能勢口駅まで向かいます。そこからは能勢電鉄に乗り換えです。そして私が見て行きたかったものというのはこれ。世にも珍しいスイッチバック運転をする駅山下駅です。

この駅に停車する電車は山下発山下行きという変わった運転の方法を取ります。詳しくは以下の記事をご覧ください。

さて阪急電車に乗って梅田方面から来ましたが、梅田に引き返すことはせずこのまま阪急で宝塚の方に向かおうと思います。乗って来た道とは別の道を行くこともできるというのが乗り放題きっぷの良い点です。経由する駅やルートを決めなくてもいいですからね。

あとマニア的にも一度見た光景をもう一度見るのは面白くないので今まで見たことない駅や車窓を眺めてみたいというのがあります。

時間も時間なので夜ご飯を食べて帰ろうかと思います。あといつもJRから見てる阪急の宝塚駅が綺麗だったので今回は阪急電車に乗って宝塚駅で下車したいと思います。

阪急宝塚駅舎
宝塚の街並み

これが阪急の宝塚駅車と宝塚の町並みです。宝塚といえばタカラジェンヌやそれを見に来るようなお金持ちのおばさまたちの集まり・おしゃれな街というイメージがありますが本当にそのようなきらびやかな街でした。阪急電車の沿線はどこもおしゃれな街というイメージがあります。

宝塚駅の裏のカレー屋さんでカレーを食べてから帰ります。

そんなこんなで宝塚駅からは阪急の今津線に乗り西宮北口。西宮北口駅からはさらには阪急電車神戸線で三宮駅。そこからは山陽電車い乗り換え試着である加古川市まで帰りました。

ちなみに西宮北口駅の構造がかなり特殊で帰りの電車の中では西宮北口駅の構造に関するウィキペディアをずっと読んでいました未だによく分かりません。

 

これにて2日間×2回にも及んだスルッと関西パスによる旅行は終了。

毎年発売ではないので次はいつ発売されるかわかりませんが、このようなきっぷが出たらまたぜひ旅行したいですね。

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