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大糸線が存続の危機!日本の山、川、海の絶景がすべて楽しめる素晴らしい路線

このページを読むとわかること

・大糸線は日本の山川海の美しい景色がすべて堪能できる素晴らしい路線

・乗るなら今のうち

・大糸線が廃線の危機

・大糸線はJR西日本で飛び地として存在する路線

かもめ
ついに大糸線にまで廃線議論が波及してしまいました。
好きな路線だけに残念です…

大糸線ってどこの路線?

大糸線の路線図
大糸線の路線図。松本-糸魚川は大糸線で3時間13分だが、松本駅から特急しなのと新幹線を乗り継いだ場合2時間17分で到着する。しかし、大糸線経由に比べて3,570円も余計にかかる。

大糸線は新潟県の糸魚川駅から長野県の松本駅までを結ぶ路線ですが、途中の南小谷駅で管轄がJR西日本からJR東日本に分かれるためJR西日本が受け持つ区間は糸魚川駅から南小谷駅までとなります。

このJR西日本が管轄する区間(糸魚川-南小谷)が今回廃線議論が出てきている区間です。

この大糸線はJR西日本で飛び地として存在している路線です。

どういうことかと言うと大糸線からJR西日本の他社の路線に乗り換えることができない路線なのです(新幹線は除く)。

昔は糸魚川駅からJR西日本が管轄する北陸本線への乗り換えが可能な路線でした。

しかし、北陸新幹線の開業に伴って糸魚川駅を発着する在来線は地元のえちごトキめき鉄道が請負ったため(整備新幹線開業による第三セクター化)、大糸線はJR西日本が管轄する路線ながらJR西の持つ他の路線への乗り換えができない特殊な路線となってしまったわけです。

ちなみにJR西日本が管轄する大糸線のもう一方の終点である南小谷駅はそこから先はJR東日本の管轄となっているため、同じ会社同士の乗り換え路線にカウントすることはできません。

他の自社線への乗り換えがない。これが大糸線の採算が悪い理由となっているのです。

大糸線の路線図
駅名が表示してある駅がJR西日本が管轄する駅で、水色の線は第三セクター路線。こうしてみると大糸線(糸魚川-南小谷)は他のJR西日本の路線から孤立していることがわかる。といっても、高山本線や城端線も飛び地だが…

大糸線が廃線の危機!

大糸線が危機的な状況にある理由はそもそも沿線に人口が少なく、需要の少ない路線のために収益が悪いといった理由がありますが、もう一つ大糸線ならではの致命的な理由があります。

それはその運行形態のために運行経費がとんでもなくかかってしまうということです。

大糸線がJR西日本から飛び地にあるということは先ほどお伝えしました。

ということは大糸線の運行のためだけに車両そこに確保していく必要があり、更に人員もそこに配置しておく必要があります。

他の路線に乗り入れられる路線であればその車両を応援が必要となった際に他の路線に持っていくということができるのですが、大糸線はそういうわけにはいきません。

(在来線車両は新幹線の線路の上を走れないし、他の路線に転属させようと思っても他社線を通るため他社との調整が煩雑だから。それに同じJR西日本の路線も隣接していないため結構な距離を輸送する必要がある)
営業係数や輸送密度だけで言うと大糸線を下回る路線がJR西日本には複数ありますが営業効率の悪さという点で行くと大糸線はずば抜けている)

大糸線は景色が素晴らしい!

沿線住民が少なく営業効率もかなり悪い路線ですが大糸線は素晴らしい路線です。

乗るだけであれほど日本の山、川、海の絶景がすべて楽しめる路線というのは大糸線だけではないかと思っています。

具体的に言うとJR東日本が管轄する松本駅から南小谷駅までの間は進行方向左手に日本アルプスの美しい景色が見えます。沿線にはわさび農園で有名な安曇野や長野オリンピックが開催されたことで有名な白馬などもあります。

大糸線から眺める山の車窓。進行左手に日本アルプスがそびえる。
白馬の八方尾根。長野オリンピックの開催地として有名
白馬の大出吊り橋付近から眺める八方尾根と姫川
JR東日本が管轄する区間は1日1往復だけ特急列車の運行もある。写真は連休にだけ臨時で運行される特急しなの(白馬駅にて)
南小谷駅から眺める姫川
南小谷駅から眺める姫川
1日1往復だけ新宿発の特急あずさが大糸線の南小谷駅まで直通している

南小谷から先のJR西日本が管轄する大糸線は山の景色から川の景色に変わります。

この区間の大糸線は姫川という川に沿って走っており、この姫川は大変美しい川です。

姫川の源流は白馬にあり、そこから日本アルプスの雪解け水を集めて流れている川なのです。

この姫川ですが、国土交通省が公表している一級河川の水質現況において、1999年(平成4年)以降4回にわたって水質ランキング日本一に輝いている川だそうです。

さらにJR西日本お得意の必殺上徐行によってこの美しい川の景色を低速の列車からゆっくり眺めることができます。

(必殺徐行とはJR西日本が赤字ローカル線において行なっている徐行運転のことでこれによって線路の負担を小さくし汚染使用を浮かせようとする作戦です。つまり必殺徐行が行われている路線は赤字でこの先廃線になる可能性が高いといえます)

南小谷駅から先はJR西日本区間。非電化路線で架線がないため景色が見やすい。
このように何度も姫川を鉄橋で越えていく
糸魚川駅からでも日本アルプスが聳える雄大な眺めを楽しめる

ちなみに、高知県の仁淀川も水質日本一を何度も獲得していることで有名な川ですね。仁淀川の本気を目の当たりにしたのでよくわかります。

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さて終点の糸魚川は海の景色です。

大糸線に沿って流れてきた姫川もこの日本海に流れます。

これは糸魚川だけではなく日本海全体に言えることですが、日本海は北向きの海になっているため太陽の光を受けて綺麗に見えることが多いです。

よく日本海の海は色が違うと言われますが、太平洋や瀬戸内海よりも太陽光線を受けて綺麗に見えることが所以だと思われます。

また糸魚川に隣接する海岸はヒスイ海岸と呼ばれ翡翠の原石が取れる海岸として全国的にも有名です。

翡翠が取れることで有名なヒスイ海岸。(糸魚川市寺町付近) wikiより引用

海岸で見つかるいろんな石の多くは、糸魚川の山で生まれ長い年月をかけて川を下り海に流されてきたもの。糸魚川市を流れる一級河川姫川の支流・小滝川に「小滝川ヒスイ峡」があり、そこにはヒスイの原石がゴロゴロ!

小滝川ヒスイ峡から姫川から流れでたヒスイは、他の石と同じように長い年月をかけて海岸へとたどり着きます。なので、糸魚川の海岸ではヒスイが見つけられることもあるのです!!※小滝川ヒスイ峡での岩石の採取は禁止されています。

糸魚川観光ガイドより

このように乗るだけで山、川、海の景色がすべて堪能できる素晴らしい路線「大糸線」。

JR西日本の区間が廃線になってしまうと南小谷駅までの盲腸線になってしまいます。そうなるとJR東日本区間が運営する大糸線の収益状況にも影響を与え、決して現状でも収益性が良いとは言えない東日本区間の大糸線も道連れで廃線にされることが十分考えられます。

ぜひ配線される前に景色の素晴らしい大糸線一度乗ってみていただきたいものです。

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