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早朝の伊勢神宮は最高!近鉄特急しまかぜ&ひのとりの贅沢乗り継ぎも!

さて今日は近鉄列車乗り放題となる近鉄週末パスの旅行3日目。

昨日の夜に伊勢市駅前のホテルに宿泊したので今日はここ伊勢市駅前のホテルから出発です。

私がどうしても伊勢市のホテルに宿泊したかったのは理由があります。

それは人の少ない時間帯に伊勢神宮に参拝することです。

まずは外宮にお参り

伊勢神宮には外宮と内宮があります。

外宮には豊受大神宮(とようけだいじんぐう)と呼ばれ、豊受大御神(とようけのおおみかみ)という神様が祀られています。

豊受大御神は内宮の天照大御神の食事を司る神様です。つまり衣食住や産業の守り神として崇拝されています。

先ほども書きましたが内宮には天照大神が祀られているとされています。

よく観光のパンフレットなどで見かける会は伊勢神宮の内宮の絵です。

そのため観光ツアーなのでは内宮だけ先にお参りして次の観光スポットに行くと言った手短な観光が定番バターンになっています。しかし、正式な伊勢神宮のお参りは、まず外宮にお参りしてその後に内宮にお詣りするというのがルールになっています。

伊勢神宮の外宮と内宮の立地ですが、外宮はJRおよび近鉄の伊勢市駅前にあります。伊勢市の駅から外宮の鳥居までは歩いて10分といったところでしょうか。

また近鉄伊勢市駅から600mほど歩いたところに「宇治山田」という駅もあります。

これは全ての近鉄特急が停車する主要な駅で(伊勢市駅も全ての特急が停車しますが)、貴賓室も備えたとても立派な駅です。天皇陛下や皇族の方々が伊勢神宮をお参りになる際はこの宇治山田駅を利用することになっています。

近鉄列車で伊勢神宮の外宮に向かう際は、伊勢市駅もしくは宇治山田駅どちらを使っても距離は大して変わらないのでせっかくならば宇治山田駅で下車しその駅舎の立派さを見物していくと良いでしょう。

Ujiyamada Station 2018-04.jpg
宇治山田駅舎。写真はwikiより

日の出と同時にホテルを出て歩いて10分ほどで伊勢神宮の外宮に到着。人の少ない時間帯にお参りすることができました。

伊勢神宮外宮(豊受大神宮)

伊勢神宮の内宮に参拝

さて伊勢神宮の外宮から内宮までは三重交通バスという路線バスに乗って10分程度かかります。

歩くと50分程度かかるので外宮から内宮への移動はこの路線バスを使う方が多いそうです。

しかしこの区間は運賃が高いことで有名で10分程度の所要時間にも関わらず440円かかります。さすが日本有数の観光地でありドル路線なだけあって高い運賃が設定されています。

伊勢神宮の内宮に到着。

日の出とともにホテルを出発した甲斐あってまさに朝一鳥居の素晴らしい様子を写真に収めることができました。天照大神は太陽の神様とも言われているのである意味天照大神と伊勢神宮のコラボレーションツーショットということもできるかもしれませんね。

伊勢神宮内宮。奥に見えるのは宇治橋
たくさんのギャラリーが

この景色を写真に収めようと多くの方がこの鳥居の前に集まっていました。

 

さてこの鳥居の後ろからつながる橋は「宇治橋」です。この宇治橋をが浴世と神様の世界の境界となっていると言われています。

鉄道唱歌でも以下のように歌われています。

五十鈴の川の宇治橋を
わたればこゝぞ天照す
皇大神(すめおおかみ)の宮どころ
千木(ちぎ)たかしりて立ち給う

ここで一つ疑問に思ったのですがこの宇治橋の前の立て札には右側通行と書いてあります。

しかし先ほど外宮のところでは左側通行と書いてありました。外宮と内宮で通行する方向が違うというのは興味深いことです。何か理由があるのでしょうか。

右側通行で宇治橋を渡っていく

この宇治橋で渡る川は五十鈴川(いすずがわ)。

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)が御裳のすその汚れを濯いだという伝説があり、御裳濯川(みもすそがわ)とも呼ばれます。

 

石橋を渡るとまず行くべきところは御手洗場です。多くの方がこの御手洗場をスルーしていましたが是非行くべき場所です。

神社にはよく手や口を清めるための御手洗場(みたらしば)が設置されています。柄杓で水をすくって清めるところですね。

伊勢神宮の内宮にも当然設置してあるのですが、ここ本来のやり方は神聖な川と言われる五十鈴川の清流で直接清めることが正しいやり方とされています。

そのため私もそのやり方にならって五十鈴川の水で直接清めることにしました。

この日は11月24日。朝イチでかなり気温も低く川の水も冷たかったですが、このやり方を知っている方は皆さん同じようにここに来て清められていました。

この五十鈴川は本当に綺麗な川で覗き込むと小さい魚やエビがたくさんいます。

伊勢神宮内宮の御手洗場。五十鈴川の清流で直接清める。

ここが伊勢神宮内宮の本宮の前です。写真撮影はこの階段の下までとされていたのでそこから映しています。階段から上は写真撮影は禁止です。

まだ平日の朝の8時前にも関わらず多くの方が参拝されていました。

よく観光パンフレットで見るここからの画角はたくさんの人で埋め尽くされていますが人が一人も写っていない写真を撮れたのは奇跡的でした。

伊勢神宮内宮(皇大神宮)

伊勢神宮の外宮と内宮にはそれぞれ別宮と呼ばれるところもあり数々の神様が祀られています。

申し訳ありませんが私は勉強不足でこれらの神様がどのような人かよくわかってません。

おかげ横丁で観光!

伊勢神宮の内宮を参拝した後の定番観光スポットがおかげ横丁です。

伊勢神宮の内宮から約1kmほどにわたって飲食店やで店がずらっと並んだ商店街のようなところがあり、そこの終点のエリア一角がおかげ横丁と言われています。

おかげ横丁

 

私はどうしてもこの時行ってみたいところがありました。それはあの有名な伊勢お土産の名物赤福の本店です。

赤福本店は何と午前5時にオープンします。この時はまだ朝の9時前ほとんどのお店が閉まっていましたが、赤福だけは通常営業していました。

赤福本店
本店で食べる赤福。お茶も付いて確か220円だったと思う。

美しい五十鈴川を見る縁側でいただくことができます。かなりオススメです。

おかげ横丁の「おかげ」の由来

ところでおかげ横丁のおかげというのはどういう由来でしょうか。

これには2つの説があります。1つはお陰様でという「おかげ」から来たという説。

何か物事がうまく行った時に「お陰様で」という文化が日本にはありますが、このおかげさまというのは誰に対して言っているのでしょうか。

これは神様に対して神様の「おかげ」という意味だと言われています。

まり「おかげさまで上手くいきました」というのは神様に感謝して言っている言葉であり。決してあなたのおかげという意味ではないのです。「お陰様で」と言われたからといっていい気にならないように。

もう1つの説は江戸時代に大流行した伊勢神宮参りの旅行「おかげ参り」のおかげが由来になっているとされています。

しかし、このおかげ参りも神様のおかげという語源は変わりませんから、どちらにしてもこの「おかげ」の由来は神様にちなんだものであるということができます。

話は変わりますが日本の旅行に行った際のお土産文化もこの伊勢神宮のおかげ参りが発祥だとされています。

江戸時代は旅行先と言うと「一生に一度は伊勢詣で」と言われていただけあって伊勢神宮に行くと相場が決まっていました。

しかし、昔はそんなに裕福な時代ではありませんでしたから全員が全員旅行に行けるわけではありません。

そこで今でいう旅行積立金のように毎月だかに月会費のようなものを徴収してお金が貯まったタイミングで伊勢神宮に行ける人をくじ引きで決めていたそうです。

しかし他の人からお金を頂戴しているわけですから手ぶらで帰るわけにはいきません。そこで村で待っている人に対してお土産を買って帰ったというのが今のお土産文化の発祥されています。

さて伊勢神宮の外宮の最寄り駅は伊勢市駅もしくは宇治山田駅でしたが、内宮の最寄り駅はと言うと近鉄の五十鈴川駅になります。

近鉄列車に乗った際も五十鈴川駅の到着の際のアナウンスでは「伊勢神宮内宮前です」と言ったアナウンスをするのですが、五十鈴川駅から内宮までは2キロ弱あります。

それなりに遠いので近鉄列車で伊勢神宮内宮に行かれる際はご注意ください。

時間もあったのでおかげ横丁からそのまま歩いて五十鈴川駅に向かおうとしたのですが、途中で伊勢神宮内宮(皇大神宮)の別宮を見つけることができました。

ここはイザナギの宮、イザナギの宮という2つの別宮がありそれぞれ日本書紀で有名なイザナミノミコト、イザナギノミコトが祀られているようでした。

ちょうど五十鈴川駅に向かう道中にあったので見つけられてラッキーです。

五十鈴川駅から賢島へ向かう!

五十鈴川駅に到着。

五十鈴川駅はそれほど大きな駅ではありませんが一部の特急列車は停車する駅です。

また大阪の「上本町発五十鈴川行き」という急行列車があり、確か全国の私鉄の中で最も長距離を走る急行列車だったと記憶しています。

私がちょうど五十鈴川駅に着いた際は特急列車が次の運用の退避をしていました。

近鉄の古い車両「ビスタカー」と新しい車両ACEが連結されており格差特急として有名な編成でした。

何が格差かと言うと製造年月が40年近く違うのです。つまり、40年古い車両と40年新しい車両が同じ特急列車として運用に入ります。

座席を予約する際はどちら側が古い列車でどちら側が新しい車両か分かりませんから当たり外れが激しく格差と言われているのです。

スナックカー?と呼ばれる古いやつ
問題の格差部分

賢島に到着30分で引き返す

さて列車は近鉄の路線図の終着駅「賢島駅」に到着。

ここは数年前に伊勢志摩サミットが行われた土地として有名です。また、真珠湾と呼ばれるだけあって真珠の養殖でも有名。賢島の駅前には真珠をはじめとした宝石店が多数見られました。

私がなぜ賢島まで来たこと言うと特に理由はありません。

乗り放題切符を手に入れると行くべき理由がなくても端から端まで乗ってみたくなるのが鉄道マニアの性というものです。

賢島の滞在時間は30分。

少し辺りを散歩して真珠湾などを眺めてみます。

真珠湾
途中ネコに絡まれました

また賢島の駅舎の2階には伊勢志摩サミットを記念した展示物がありました。

伊勢志摩サミットの会議テーブル。本物。

観光特急しまかぜに乗車!

賢島駅で見られる絶景。手前からしまかぜ×2、Ace(汎用特急)、伊勢志摩ライナー

さてこの賢島からどうやって家まで帰ろうかと思ったのですが、なんと30分後の近鉄一番の観光特急しまかぜに空席があるとの情報がありました。

しまかぜはとても人気の車両なだけあってなかなか予約が取れませんから即決でしまかぜに乗ることを決めました。

私が乗車したのは6両編成の5号車。

しまかぜは1両目と6両目がハイデッカー車両となっており一段高いところから景色を眺めることができます。

5号車と2号車は通常の高さの車両となっていますが聞いたところによると天皇陛下が伊勢神宮へお参りになる際に乗るのがこのしまかぜで、さらに5号車に乗車することが決まっているそうです。

そのため5号車だけ防弾ガラスになっているとかいないとか。

そうやって考えると地味な5号車ですが乗ってみて良かったと感じます。

 

中間の4号車はグループ席車両となっています。和風個室に洋風個室それにサロン席があります。

洋風個室
和風個室
サロン席

3号車はカフェ車両。今では全国的にも数が少なくなった食堂車です。

 

しまかぜは賢島から名古屋行き、京都行き、難波行きと3つの行き先がありますが、私が乗車したのは名古屋行きしまかぜ。

賢島から乗車した時はまだしまかぜの車内はガラガラでしたが、途中鳥羽駅や宇治山田駅から多数の乗客が乗ってくることが予想されます。

そのためガラガラのうちにカフェ車両で食事をしたいと思います。

2階の食堂車。1回にもある。空いている際はどっちがいいか聞かれるがやはりここは2階。
カフェのメニュー
私が注文したのは松阪牛カレー

松阪牛の切り身が入ったカレーでとても美味しいです

 

さて座席に戻って少し5号車の座席の紹介をしましょう。

しまかぜの座席はこのようになっています2列×1列の構造で、リクライニングは自動です。

さらにフットレストもあり両方を最大限まで倒すとかなり寝たのに近い体勢になることができます。

 

また、足をめいっぱい伸ばしても前の座席にぶつかるようなことはありません。シートピッチも大きく確保されています。

 

テーブルはこのような感じ前の座席から倒してくるタイプのテーブルと座席の縁から取り出すタイプのテーブル二つがありテーブルの面積も十分確保されています。

しまかぜの車内ではしまかぜ乗車記念証が配られます

 

しまかぜの車内ではしまかぜフリーwi-fiというwi-fiが飛んでいます。

これは航空会社に見られるような車内だけで飛んでいる独自のwi-fiで、前面展望や後面展望さらには列車の速度、ジャズやクラシックなのでお好みの音楽を聴くことができます。

このフリーwi-fiでネットサービスを楽しむことはできませんが、当然ネットサーフィンなどができる通常のwi-fiも飛んでいます。

名古屋からはひのとり!

さて列車はあっという間に名古屋駅に到着。

私はこれから難波方面まで帰らなくてはなりません。そのため難波行きのしまかぜがあれば最高だったのですが、私が乗車した日は難波行きしまかぜは運休とのことでした。そのためとりあえず名古屋まで来たのですが、難波に向かうためには途中伊勢中川駅までまた来た道を引き返すことになります。

次に乗車する特急は近鉄特急ひのとり。

この特急も2020年にデビューしたばかりの車両でとても人気の高い車両です。

近鉄の観光特急しまかぜからひのとりに乗り換えるというなんとも贅沢な乗り継ぎ。

 

ここで両方乗ったからこそわかるしまかぜとひのとりの車両の比較をしてみましょう。

私が乗車したのは当然ひのとりのプレミアムシートです。

思えば今回の旅の出発も難波から名古屋行きひのとりのプレミアムシートで行きました。帰りもひのとりのプレミアムシートで帰ります。

ひのとりに始まりひのとりに終わる旅行になりました。

 

さて座席の詳しい紹介は1日目の記事に書いたので割愛しますが、結論から言うと私はひのとりの方が快適だと感じました。

理由はただ一つバックシェルが素晴らしいからです。

しまかぜは確かにひのとりと同じようにリクライニングは電動でフットレストも付いていますが、バックシェルがついていません。

そのため前の人が座席を倒したり起こしたりするとその振動は直接私のテーブルや座席に伝わってきます。

ひのとりの場合はバックシェルといった構造を採用しているため、後ろの人に全く迷惑をかけることなく好きなだけ座席を倒したり起こしたりすることができます。これはとても快適です。

しまかぜに乗った際は前の人がかなり座席を倒したり起こしたりしていたのでテーブルの上の物が落ちるのではないかと心配になりましたがひのとりではそのような心配はありません。

あ、そうそう、しまかぜにはマッサージ機能?みたいなのが付いているのですが、背中をトントン叩かれるだけであまり良い物ではありませんでした…

近鉄の新型特急「ひのとり」は何が最強なのか | 特急・観光列車 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース

私はJR環状線に乗り換えるため途中の鶴橋駅で下車しました。

これにて3日間にわたった近鉄乗り放題旅行の旅は終了。

 

この記事を書いている2021年11月現在も近鉄は週末乗り放題パスとして3日間3000円の破格の切符を発売しています。

JRの青春18きっぷとは異なり特急券も買い足しするだけで特急に乗れるようになりますので私のようにひのとりや観光列車しまかぜにまでも乗車できます。

もちろん追加料金のかからない普通や急行列車だけに乗るのも可能。1日あたり1000円ですからその場合なんと難波から名古屋まで1000円で行けます。

是非皆さんもこの近鉄週末パスで旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。

 

それではここまで読んでいただきありがとうございました。

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