鉄オタ(特に鉄道に乗るのが好きな乗り鉄)は特に用もないのにその路線の終点まで乗ることがあります。
単純に乗るのが好きだからです。
近鉄の終点である賢島も3回ほど行ったことがあります。
近鉄沿線の方は賢島行きの電車をよく見かけるのではないでしょうか。
そんな終点駅賢島には何があるのでしょうか。
結論から話しましょう。割と何もありません。
しかし、これでは面白くないので実際に何度か行ったことがある私が紹介します。
賢島ってどんなところ?
賢島は近鉄資本がズブズブに入ったリゾート地ということになっていますが、リゾート地なのか?
確かにめっちゃ高いホテルとか旅館はたくさんありますが、それがあるだけで何をして楽しむ場所か?と言われると悩む…
本当に特に何もないんです。
大阪から賢島行きの特急に乗ると乗車時点では8割くらい席が埋まっていたとしても
伊勢市で半分くら降ります(伊勢神宮外宮の最寄り駅)
鳥羽でもう半分降ります(鳥羽水族館の最寄り駅)
鵜方でもう半分降ります(志摩スペイン村の最寄り駅)
ということで賢島まで乗る人はほとんどいないんです。
近鉄のしまかぜは予約を取るのが難しい列車として知られていますが、賢島駅から伊勢市までは結構空いています。
つまり、賢島駅から伊勢市までなら予約を取るのが簡単です。(こんな乗り方をする人はあまりいないでしょうが)
賢島ってどこ?
三重県の南端に位置する島です。
賢島というくらいですから一応「島」です。
しかし、本土とはほんのちょっとしか離れていません。
電車に乗っていても川みたいな海を渡すだけなので島に入った気がしません。
賢島には何がある?
志摩マリンランド(閉館)
駅の北側には志摩マリンランドという水族館がありましたが、閉館してしまいました。
この時点で北側には何もないです…
飼育していたお魚たちは鳥羽の鳥羽水族館に引っ越ししたのが多いらしいです。
エスパーニャクルーズ
南側には数軒の飲食店と真珠売り場が大量に軒を連ねています。
鳥羽やこの賢島がある志摩地域は真珠の養殖で有名なところですからね。
この中で近鉄のパンフレットなどで最もよく目にする「賢島エスパーニャクルーズ」なるものに乗ってみました。
このエスパーニャクルーズに使われるクルーズ船の見た目は海賊船そのもの。
クルーズの時間はおよそ50分程度で真珠湾の入り口のところまで行ってくるっと一周して帰ってくる行程になっています。
賢島エスパーニャクルーズトップページです。運航情報や運賃、クルーズのみどころをご紹介しています。…
Shimaカフェ
エスパーニャクルーズの乗り場のところにShimaカフェというカフェがあります。
このカフェ、オススメです!
海に近い場所だけあってこの周辺には海鮮を出す店が多いのですが、Shimaカフェでも牡蠣が7つ1,000円で食べられます。
しかも、その牡蠣は獲れたて。
毎朝牡蠣を獲りに行っているのだとか。
牡蠣を注文すると、貝を選んでください。ということで目の前の海に連れていかれます。
そこから牡蠣の入った網を店員さんが引き上げてそこから好みの貝を選ぶスタイル。
しかも、2個くっついたやつは1個でカウントして良いみたいで、結局13個1,000円で食べられました。
獲れたてなのでめっちゃうまい!
ポン酢とレモン汁が付け合わせで出てきましたが、個人的にはそのまま食べるスタイルが好きでした。
さっきまで海水に浸かっていただけあって塩味が付いており、それが美味いんですよね。
僕「蒸し牡蠣ください(7つ1000円)」
店員さん「じゃこっちで貝選んでね(目の前の海から牡蠣を引っ張り上げる)」
僕「これとこれと…(7個選ぶ)」
店員さん「くっついてるのは1つカウントでいいよ」結果、13つ食べました。
無論、めちゃくちゃ美味かったです。 pic.twitter.com/OQUzhi1c8R— かもめ (@kamomeNo3885) March 9, 2024
なかよし水産
なかよし水産なる海鮮焼き(鉄板焼き)のお店もあります。
ここも美味い!
店主がおもろいおっちゃんです。
伊勢志摩サミット記念館
賢島駅の2階はサミエールというカフェになっていて、カレーなどの軽食も食べられます。
コンセント付きの席もあるし、トレインビューなので鉄オタにはうれしいです。
さらにそのカフェの横には伊勢志摩サミットの記念館もあります。
実際に伊勢志摩サミットで使われたテーブルが展示してあり、Japanのところの椅子に座ることもできます。
このように何もないっちゃ何もない賢島ですが、賢島に行く近鉄のしまかぜは素晴らしい列車です。
しまかぜに少しでも長く乗ろうとすると賢島に連れていかれます。
賢島に連れてこられたがないもない・・・となる可能性が高いので、予習して行きましょう。