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日本一の赤字路線「予土線」の絶景と道後温泉と…(四国バースデーきっぷ)

こんにちは、かもめ(@kamomeNo3885)です。

今日は四国バースデーきっぷ3日目の様子をご紹介いたします。

2日目の昨日は高松駅を出発しそれから四国の真ん中にある大歩危を観光した後、中村駅まで四万十川の沈下橋を見に行きました。

その後は高知駅前にあるホテルに宿泊したところです。ということで3日目は高知駅から始まります。

3日目の行程はこちら。高知駅を出発し、岡山県の倉敷まで、黒のラインをたどります。今回の旅行で最長距離の移動となる予定です。

高知のホテルの朝食バイキングが豪華

高知駅から旅を再開する前に泊まったホテルの朝食バイキングが素晴らしかったので紹介いたします。

こちらをご覧ください。

私の盛り付けのセンスが皆無なのは置いといて(列車の時間が迫っていて急いでいたので)、高知らしくカツオのたたきがバイキングで取り放題でした。

昨日の晩も近くのスーパーで買ってきたはカツオのたたきとパックご飯で夕食にしたのですが、カツオのたたきはやはり何度食べても美味しいですね。

(なぜかそのカツオは静岡県産でしたが…)

高知駅から窪川駅を目指す

さて高知駅を出発します。まず土讃線を南下し窪川駅を目指します。

窪川駅は高知駅を発着する特急あしずり号も停車する主要な駅。四国の多度津方面から続いた土讃線の終着の駅でもあります。

この窪川駅から中村・宿毛方面に伸びるのは土佐くろしお鉄道が管轄する中村線及び宿毛線。

高知駅と中村駅の位置関係。中村駅は四万十市の中心駅で、線路はその先に宿毛駅(宿毛市)まで伸びる。

もう1つ窪川駅から四国の北西部めがけて走る路線はJR四国が管轄するJR四国予土線です。

日本一の赤字路線⁉「予土線」に乗車

この予土線ですが一説によると日本で一ニを争う赤字路線だそうでかなりの閑散路線として知られています。

当然、特急列車は走っていません。

この予土線はJR四国も何とか盛り上げようと必死なようで、予土線にはおもしろい列車が数々走っています。鉄道ホビートレインと言うそうです。

この予土線には3種類の面白い列車が走っています。

1つが今回乗車する四国新幹線。もう1つがしまんトロッコ号、そして最後がかっぱうようよ号です。

鉄道ホビートレイン
鉄道ホビートレイン。初代新幹線の0系をイメージしたデザインで今回はこれに乗車します。
かっぱうようよ号
かっぱうようよ号
しまんトロッコ
しまんトロッコ号。四万十川の絶景をトロッコから眺められる

今回乗車するのは先述しましたが四国新幹線(鉄道ホビートレイン)。

車内は2列のクロスシートとその他はロングシートといった感じです。

鉄道ホビートレインの内装
鉄道ホビートレインの内装
鉄道ホビートレインの車内の鉄道模型

さらに鉄道模型が飾ってありかなりホビートレインとしては面白いものになっています。

途中、昭和駅と大正駅がとなりあっているのが面白い。

この日はたまたま四万十ウルトラマラソンがあったからかそれとも何か別のフリーきっぷがあったのか、いつもは空気輸送している予土線ですがかなりの乗客数がありました。

しかしそのうち8割程度が私を含める鉄道マニアのようでした。鉄道マニアは時刻表を持っていたりかなり大荷物を持っていたり見かけですぐにわかりますからね。

 

途中で乗ってきたおばあちゃん二人組が「わあ、今日はお客さんいっぱいでいいね」と言っていたのが普段はいかに人が乗っていないかを実感させました。

また隣に座ったおじちゃんが「君は今東京行きの新幹線に乗ったぞ!東京に行くぞと!」言っているのが面白かったです。

 

途中この四国新幹線のホビートレインは江川崎駅で対向の列車を待ちます。そのため15分程度江川崎駅で停車することになりました。

江川崎駅に停車する鉄道ホビートレイン(四国新幹線)。江川崎駅は2013年に当時の日本最高気温を記録した土地であり41.0度を記録している。
中は鉄道マニアはほとんどだったので写真撮影タイムとなった
お先に対向列車が出発。駅に取り残された四国新幹線がシュールで面白い

この予土線ですが窪川から宇和島を結ぶ路線で全長は80km強。

それなりの長さがある路線になっています。

更にローカル線ですから列車自体のスピードも遅く全部乗り通そうとすると2.5時間程度がかかります。さらに半分位の列車がこのちょうど中間地点くらいにある江川崎駅止まりになるので江川崎駅は運行の拠点ともなっている駅です。

この予土線を全線乗り通して感じたことですが、とても日本一の赤字路線にしておくにはもったいない路線だと感じました。

車窓から見える四万十川の景色も美しいし、時おり四万十川名物の沈下橋も車窓から見えます。

だからこそこのような観光列車を走らせているのでしょうが、立地が立地だけになかなか収益が上がらないのも悩ましいところです。

天気が微妙だが、このように予土線は四万十川に沿った路線で常に車窓からは四万十川が眺められる
途中「はげ」という駅に停車する

途中に停車するハゲという駅は江川崎駅の1つお隣の駅です。

むかし平家の落ち武者が「平」の字を「半」にもじってここで集落を築いたことが起源になっているそうです。

前にここ「半家(ハゲ)駅」から毛が増すと書いて「増毛(ましけ)駅」までのきっぷを買って頭皮に祈りをささげるというネタがハゲの皆さんの間で流行りましたが、残念ながら増毛駅は廃止になってしまいました。

そこで、高知県半家駅から高知県宿毛駅までのきっぷを買うと言うネタを新たに流行らせてみてはいかがでしょうか。毛が宿ると書いて宿毛(すくも)です。

しかも、どっちも高知県内の駅で増毛駅までよりは使い勝手のありそうなきっぷです。

列車は終点の宇和島駅に到着

ここ予土線の終点の宇和島駅からは特急宇和海号に乗り換え松山駅を目指します。

宇和海号の発車までは40分程度しか時間がないのですが、ここで急いで駅の歩いて2、3分のところにある「かど屋」さんで宇和島名物の鯛めしを食べることにしました。

実はタイの漁獲量の日本一は愛媛県だと知っていましたか?(なんか今調べたら年によってランキングが変動しているみたいですが)

さらに鯛めしといっても愛媛県の県庁所在地である松山市と愛媛県南部のここ宇和島市では全く異なる鯛めしが食べられています。

松山で食べられる鯛めしはいわゆる皆さんが想像するような炊き込みご飯形式の鯛めしです。

しかし、宇和島で食べられる鯛めしは鯛のお刺身と溶き卵で食べるようなお茶漬けスタイルの鯛めし。

昔はタイを獲った漁師さんが漁師めしとして船の上で食べていたものが発祥だそうです。

鯛茶漬け形式で食べる宇和島名物の鯛めし

さらに一緒に愛媛名物のじゃこ天もいただきます。じゃこ天はこの辺の海でとれる小魚を骨ごとすり潰して揚げた天ぷらのこと。

食感は骨ごと砕いているため少しさらっとした感触がありますがその歯ごたえがまたクセになるおいしさです。

鯛めしはごはんのお替りも勧めていただいたのですが、時間の関係で食べられませんでした…残念…

炊き込みご飯形式の鯛めしは割と全国どこでも食べられますが、このお茶漬け風の鯛めしはなかなかこの辺まで来ないと食べられません。

南予(愛媛県南部)を訪れた際はぜひ!

特急宇和海で松山へ

さて、鯛めしを大急ぎで平らげ宇和島駅に足早に戻ります。

先ほども書きましたがここから乗車するのは特急宇和海号。

特急宇和海は愛媛県南部にある宇和島と愛媛県の県庁所在地である松山とを結ぶ特急です。

車両は土讃線の南部で使われていた2000系がメインで使われています。この四国2000系は気動車ながら振り子式制御装置を備えておりカーブで車体を傾けながら高速で通過できるためかなり爽快な運転を楽しむことができます。JR四国の列車はどれも気動車ながらかなりスピードの速い運転を楽しむことができるのですが、個人的な私のオススメはこの宇和島から松山に向かう宇和海です。かなりスピード感があって楽しいです。

さらにもうひとつのおすすめは(こちらは電車特急になりますが)愛媛県県庁所在地松山と岡山県の岡山駅を結ぶ特急しおかぜ号です。こちらは後ほど紹介します。

この日乗車した宇和海号はアンパンマンラッピングでした

宇和海で松山駅に到着。

松山駅は県庁所在地の駅なのにしょぼいと良く言われていますが、私は古くからの風情が残る好きな駅です。

やっぱり県庁所在地で最もショボい駅は山口駅ではないでしょうか。(各所を敵に回す発言)

松山駅では松山市内を走る路面電車「伊予鉄」に乗り帰りみなさんご存知の道後温泉を目指します。

路面電車で道後温泉駅に到着
道後温泉駅で名物の坊ちゃん列車を見ました

松山駅から路面電車に乗って道後温泉駅に到着。

JR松山駅からは路面電車で20分ほどでしょうか?

ちなみに、松山市街はJR松山駅周辺と言うより伊予鉄(路面電車)の松山市駅付近です。もっと言うと、その1つ先の大街道という停留所付近が繁華街になっているので、ホテルなどをとる場合はこの辺が良いでしょう。

皆さんがよく観光のパンフレットなどで見れる道後温泉の休暇はただいま工事中。工期は令和6年までだそうです。ということで私は新館の方に行きます。

道後温泉には新館、旧館に関わらず3つのプランがあります(日帰り入浴の場合)。

安い方から、

  • 入浴するだけのプラン
  • 広いお座敷で休憩することができるプラン
  • 個室で90分ゆっくり休憩することのできるプラン

です。

これはかなり昔からこのような料金3段階の3つのプランでやっていたそうです。

夏目漱石が正岡子規に送った手紙には「ケチらずに最も高い個室のプランにしなさい。あそこにしないと道後温泉に行きたいにはないよと」書かれていたそうです。

夏目漱石先生の言葉に従い私は最も高いプランを予約することにしました。高いといっても入浴料と90分の個室利用料がセットになって1690円そこまでべらぼうに高い値段ではないように思います。

個室に入ると係の方がお茶を運んで来てくださるのですが、利用するのは中高年の高齢者カップルが多いようで私一人が個室にいたためかなり驚かれました。

部屋は何種類かあるそうで特に指定がなければ空いたところから案内される方式なようです。今回私が通されたのは椿の間。

お茶を持ってきた方曰くこの椿のまは最もアタリの部屋だそうで壁一面に今治タオルで作った優美の装飾が施されていました少しの装飾を眺めて早速お風呂に行きます。

客室内
お風呂から上がり個室内にある電話(カラオケボックスにあるようなやつ)で電話するとかかりの方がもう一度お茶とお茶菓子を持ってきてくれます。

床で残りの時間少し昼寝などして過ごすことにしました。

JR四国最高級グリーン車で四国脱出

さてもう一度松山駅に帰ってきました。

ここから乗車するのは特急しおかぜです。使用されている車両は8600系という新しい車両。

しおかぜには8000型と8600型があるのですが8600系の方が新しい車両でグリーン車が日本全国見渡しても12を争うほど豪華なことで有名です。

今回はグリーン車乗り放題のバースデイきっぷでの旅行ですから、当然グリーン車を予約することにしました。

このグリーン車の様子はこちらの動画がわかりやすいです。

 

フットレストや読書等はもちろん車内には大きめのテーブルWiFiも完備されており少しパソコン作業などしながら帰ることになりました。

 

うろ覚えですがこの8600系の車体傾斜角度は2度。

対してもう一方のしおかぜに使われる8000系の車体傾斜角度は5~10度。

そのため乗っていてどんどん傾いて楽しいと感じるのは8000系の方でしょう。しかし乗り心地の良さとグリーン車の豪華さを取る場合は8600系に軍配が上がります。

JR四国8000系

今回の宿泊地は岡山県倉敷市になっています。

岡山駅から3駅4駅先に行った駅が倉敷駅です。

しおかぜ号にこのまま乗っていれば岡山駅まで連れて行ってくれますが、私は瀬戸大橋を渡り終わったところの児島駅で降りることにしました。JR四国バースデイきっぷの使用範囲がJR四国管轄内だけであるため児島駅から先は別途料金がかかってしまうからです。

何ともケチくさい乗り方ですが、児島駅ではすぐに高速のマリンライナーとの接続があるためそれほど待つことなく岡山駅に向かうことができました。

倉敷駅で今回の旅行は終了

岡山から倉敷に移動し駅前のホテルにチェックインして三日間に渡る四国バースデーきっぷの旅が終了。

今回は四国を縦横無尽に一周するような旅になりましたが、日本一のローカル線で有名な徳島から先の阿佐海岸鉄道や中村から先の土佐くろしお鉄道宿毛線にもいつか乗車してみたいものです。

取得にはバースデーきっぷ以外にも四国グリーン紀行や若者限定フリーきっぷなどお得なきっぷがたくさんあります。是非皆さんも訪れてみてください。それではここまで読んでいただきありがとうございました。

PS:倉敷では夜の美観地区を散歩するなどして楽しみました。

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