皆さん、こんにちはかもめ(@kamome_No3885)です。
今日は12月30日。
年末です。
私は今、札幌駅前のホテルにいます。
このホテルは札幌駅から近いし値段も安く、その割には最近できたばっかりのホテルで室内もとてもきれい、朝食バイキングもとても美味しかったのでオススメしておきます。
さて夏にも使ったLOVE北海道パスが年末にも再販されることになったので今回もまたそのきっぷを使って北海道周遊旅行を楽しみたいと思います。
真冬の北海道。どのような旅になるでしょうか?今からとても楽しみです。
というわけで前日のうちに札幌に入りして、宿泊していたのでした。
今日の予定
発駅 | 発時刻 | 着駅 | 着時刻 |
札幌 | 1039 | 新得 | 1302 |
新得 | 1357 | 幾寅 | 1456 |
幾寅 | 1521 | 新得 | 1621 |
新得 | 1633 | 釧路 | 1839 |
今日1日目の旅程はこのような感じ。
釧路にある鶴居村という村に鶴見台というところがあります。
ここは野生のタンチョウ鶴が多く飛来することで有名なところですが、明日12月31日が鶴見台行きのバスの年末年始の最終運行ということで急いで釧路に向かうことにしたのです。
途中で幾寅駅に寄り道
まずは札幌駅を10時39分に発車するとかち83号(臨時列車)で新得駅に向かいます。
なぜ新得かと言うと釧路に直行したとしてもやることがないので、途中の新得駅で下車して幾寅駅に向かおうと思ったからです。
とかち83号は途中、占冠やトマムといった駅に停車します。
この辺の路線を石勝線といいますが、この辺りは駅間距離がとても長いことで有名。
というのも途中にある普通列車しか停車しない小さな駅が続々と廃止されてしまったのです。
そのため石勝線の新夕張から新得までの間は普通列車が走っていません。
特急列車だけなので、青春18きっぷのような普通列車しか乗れないきっぷでも特例として特急列車に乗車して良いことになっています。
Wikipediaによるとトマム駅は1日平均利用客数が30人程度のとても小さな駅ですがこの日は多くの方が下車して行きました。
そして皆さん一目散に向かうのは星野リゾートトマム行きのバス。
年末年始を星野リゾートトマムで過ごそうとする方々です。そのような需要もあるんですね。
しかし1日平均利用者数が30人程度ということからして、星野リゾートトマムに向かう人はほとんど列車は利用せず自家用車やバスなので向かっているのでしょう。
さて、列車は定刻通り新得駅に到着しました。
新得駅の駅そばが美味い!
連絡バスの時間まで少し時間があるので新得駅の駅ナカにある立ち食いそばで蕎麦を食べることにします。
新得はそばの名産地として知られており新得駅の駅そばはとても美味しいことで有名。
実際に食べてみましたが蕎麦の風味がとても強く、色が濃いめの田舎そばといった感じでとても美味しかったです。
新得駅に行かれる際はぜひ食べてみてください。
根室本線の代行バスに乗車
さて新得から先は根室本線という路線が滝川駅まで伸びています。
しかし、先日の台風の影響で新得から途中の東鹿越(ひがししかごえ)駅まではバスによる代行輸送が行われています。
線路を復旧したところで赤字路線であるためJR北海道に線路を復旧するような意思はなく、おそらく永久にバスによる代行輸送が続くことでしょう。
さて、この新得駅と東鹿越駅の間のバス代行輸送区間の中に幾寅(いくとら)という駅があります。
この幾寅駅は高倉健さん主演の映画「鉄道員」のロケ地として使われた駅で劇中では幌舞駅(ほろまいえき)として紹介されていました。
私は正直その作品を見たことはないのですが、釧路まで急いだところですることがないのでせっかくなら立ち寄ってみようということで立ち寄ることにしたのです。
定刻の5分前ほどに新得駅前にバスがやってきました。
ここは赤字だから線路の復旧をやめておこうという路線です。
利用者の少ない路線で代行バスというのだからマイクロバスがやってくるのかと思いきや、豪華な高速バス仕様のバスがやってきました。
明らかに過剰です。
しかしここまでやってくれるのもJR北海道の優しさなのでしょうか。
高速バス用の大きなバスに乗り込んだのは私を含め10人程度でした。
このバスは東鹿越駅まで向かい、東鹿越からまた列車に乗り換えて滝川駅を目指します。
このバスは列車代行バスですから途中の駅にポツポツと停車していきます。
また、途中のサホロリゾートにも停車します。
サホロリゾートまでは連絡バスもあるのですが、ちょうどサホロリゾート前の道路がこの代行バスの通り道だったということでついでに停めているそうです。
しかし、サホロリゾートから乗ってくる人も降りる人もゼロでした。
列車は落合駅などに止まりますが、ここでも乗車降車共にゼロ。
バスは幾寅駅に停車しました。
幾寅駅で下車
幾寅駅は知る人ぞ知る有名駅ですから、それなりの人がおりるんだろうと思っていましたがなんと降りたのは私だけ。
幾寅は道内でも屈指の豪雪地帯として知られていますから、このような豪雪地帯に私だけ取り残されるというのはなかなか心細い思いがします。
しかし幾寅の集落はそこそこ大きく、近くにレストランやコンビニ、ガソリンスタンドなどありますので、その点は安心。
帰りのバスが来るまで30分程度ありますこの時間を利用して幾寅駅を見学してみることにしました。
映画のセットで使われた理髪店や食堂がそのまま残してあり、駅舎の中は映画の中で使われたグッズや俳優さん達のサインが飾ってありました。
また劇中で使われた幌舞線の古い車両も飾ってありました。
Youtuberの動画などを見るとこの車両の中には立ち入りができたようですが、あまりにも雪が深かったため中に入れることに全く気付きませんでした。
YouTubeに周辺や駅舎の散策動画をあげているのでもし興味があったらご覧になってみてください。
国鉄三大車窓の「狩勝峠」
さて折り返しのバスで再度新得駅まで戻ります。
このバスの道中は狩勝峠を越える区間を走行します。
狩勝峠といえば国鉄三大車窓に数えられた絶景が見られる車窓があることで有名です。
しかし、この狩勝峠の車窓は新線付け替えの影響でかなり昔から見れなくなってしまっています(昭和41年に新線開業で見れなくなってしまいました。)
ところがこのバス代行の影響でバスが狩勝峠の道路を走るにあたって、なんと奇跡的に国鉄三大車窓が復活したのです。
台風の影響で線路が被災し、バス代行になった結果なのであまり喜ばしいことではありませんが、あの絶景車窓が復活したことは喜んで良いでしょう。
しかしながら、この日はあまりにも雪が酷すぎて全く良い車窓は見られませんでした。国鉄三大車窓の狩勝峠の絶景が見たい方は夏に訪れるのが良いでしょうね。
ここからは一気に釧路へ
さて新得駅まで戻ってきました。
新得駅からは特急おおぞら号に乗って釧路を目指します。
午後7時頃。
列車は定刻より10分ほど遅れて釧路駅に到着しました。
冬の北海道は大雪のため列車が遅れがちです。10分程度の遅れで済んだのはまだ良いほうでしょう。
今日はラビスタ釧路川という釧路川沿いのホテルを予約しています。
真正面には幣舞橋(ぬさまいばし)という釧路の観光名所である立派な橋がかかっています。
この橋は北海道三大名橋に数えられる一つで、ほかに旭川の旭橋、札幌の豊平橋を含めて三大名橋と言うそうです。
幣舞橋の上には春夏秋冬を表す四つの像が建っており、さらにライトアップもされるため非常に美しい橋になっています。
ちなみにこのラビスタ釧路川というホテルは朝食バイキングがとても豪華なことで有名で海鮮丼が食べ放題になります。
これは自分の好きなネタを好きな分だけ取ることができるため勝手丼と呼ばれているスタイルで、他にはここ釧路の和商市場や青森の市場でも有名です。(青森ではのっけ丼というそうですね)
この海鮮丼は冗談抜きで今まで食べた海鮮丼の中で一番美味しかったです。
ラビスタというホテルはドーミーイン系列で他に函館などにもありますが、とても高く泊まれるようなホテルじゃありません。
でもなぜか釧路のラビスタ釧路川だけは1/3くらいの値段になっているので釧路を訪れる際はこのホテルが断トツでおすすめです。
また、ドーミーイン系列なので当然、温泉とサウナも付いています。
夜と朝に幣舞橋の写真を撮ってきました。ホテルの目の前なので助かりました。
朝はマイナス10度まで冷え込み、かなり辛かったです…
真冬の北海道1日目はここまで。
明日は大晦日ですが、鶴居村にタンチョウ鶴を見に行きます!
皆さん、こんにちはかもめ(@kamome_No3885)です。 今日は真冬の北海道旅行2日目の様子をお届けします。 今日は12月31日、大晦日です。 昨日は札幌駅から幾寅駅に寄り道しつつ、ここ釧路までやってきました。 […]