こんにちは、かもめ(@kamomeNo3885)です。
本日は2021年8月8日。
今年も実家への帰省を見送り、密を避けながら一人で旅行に出かけることにしました。
今回は普通列車だけを乗り継いで行く青春18きっぷの旅。
最初は避暑を兼ねて長野県の方に向かおうと考えたのですがどうも日程が長期化しそうだったので、長野県への旅行は取りやめ今回は紀州(南紀)方面を旅行したいと思います。
大阪駅から紀州路快速で和歌山へ
本日の出発地はここ大阪行きです。
大阪駅から9時41分発の紀州路快速和歌山行きに乗車します。
かねてからここに書いているように私は列車の先頭から眺める前面展望が大好きなので当然最前列車両の前面展望を堪能します。
さらに天王寺から先の阪和線の前面展望は私の最も好きな前面展望です。大阪環状線も同じですが高架の上から街を見下ろしながら走る前面展望はとても爽快です。
この列車は8両編成。
前4両は関西空港行きの関空快速、後ろ4両は和歌山行きの紀州路快速となっています。
私が向かうのは和歌山駅ですから前面展望をするのは良いですが、後で後ろ4両に移動する必要があります。そのためこの4両の分割が行われる日根野駅で一旦列車を下車し、後ろ4両の車両に移動します。
列車は和歌山駅に到着
大阪駅から2時間程度で和歌山駅に到着。
今回の旅は南紀方面がメインですからここからさらに紀勢本線(愛称:きのくに線)に乗り換え白浜や新宮方面を目指します。
今回は和歌山駅で3時間程度乗り換えの時間を確保しています。目的は和歌山城を見物することです。
今でこそそんなイメージは無くなってしまっていますが、和歌山城は一説によると日本で最も大きなお城だったという話です。しかし、いまは度重なる火災の影響で全盛期の4分の1程度の大きさしか残っていないとか。
和歌山城はJR和歌山駅とJR和歌山市駅のちょうど中間地点に位置します。
JR和歌山駅からは3km程度離れているのでレンタサイクルを利用します。最近、和歌山市は自転車の街ということで売り出し中のようで、和歌山市街では至る所でレンタサイクルを借りることができます。
伊勢の国と紀伊の国を結ぶので頭文字をとって「紀勢本線」と言うわけですね。
その名の通り、紀勢本線というのは三重県の亀山駅から南紀方面を海岸沿いにぐるっと走り和歌山駅を終着とする路線です。と思われていがちですが実は違います。始点が亀山駅であることは間違いないのですが、終点は和歌山駅ではなくその二つ先の和歌山市駅なのです。
しかし、実際はきのくに線の御坊方面から和歌山市駅までを直通する列車は設定されておらず、和歌山市駅に行くには全て和歌山駅で乗り換える必要が生じています。つまり、和歌山駅からは途中の紀和駅と和歌山市駅の2駅を結ぶピストン列車が運行されているということです。
このように運転系統が完全に分割されているため紀勢本線の終点は和歌山駅と勘違いされていがちですが、実は和歌山市駅の方まで紀勢本線は伸びているのです。
と少しうんちくを垂れ流したところで自転車は和歌山城に到着。
少し園内を散策しつつ早速和歌山城の天守閣に登ります。
本当はもう少し場内の庭園や展示物も見て行きたかったのですが、和歌山駅で昼食も済ましたいのであまり時間がありません。
これが和歌山城の天守からの眺めです。幸い天気も良く素晴らしい絶景でした。
ちゅうどそっち方面の写真を撮り忘れてしまいましたが、この向こうの方に見える山にポツンと立っている寺は紀三井寺。
和歌山駅からきのくに線で2つ先に入ったところに紀三井寺駅がありますが、そこから徒歩15分のところにあるお寺です。
日本で最大級の仏像が展示してあり、更に紀三井寺駅から眺める和歌山湾は絶景であることが有名です。以前スルッとKANSAIパスを用いた旅行で紀三井寺駅も訪れていますので是非こちらの記事もご覧ください。
ここから眺める海は「和歌の浦」と呼ばれており和歌山の語源となったと言われています。読んで字のごとく「和歌」の浦ということで平安時代から多くの歌人たちが訪れ、ここでは和歌を読んで行ったということです。和歌山県や和歌山市は和歌の街ということで観光PRしているそうです。
和歌山駅からは更に南下。南紀へ
さて足早に和歌山城を後にし和歌山駅に戻ってきました。
ここからはさらに紀勢本線(愛称:きのくに線)に乗り、本日の宿である紀伊田辺駅を目指します。
途中このような美しい太平洋の車窓が現れます。
午後4時頃に紀伊田辺駅に到着。
和歌山駅からは約2時間といったところでしょうか。青春18きっぷ南紀の旅1日目はここ紀伊田辺駅で終了です。
駅の横にあったお土産屋さんで紀州南紅梅を買いました。
私は酸っぱい梅干しは苦手ですが、はちみつ漬けにしてある甘酸っぱい梅干しが好きでこの旅行の一つの楽しみとしていました。
セブンイレブンでパックご飯を買って食べましたが、まさにCGのような大きさで見たことのない大粒の梅でした。大変お腹いっぱいになりました。ご馳走様でした。