青春18きっぷでの山陰旅行、今日が2日目です。
テーマは夏を探しに行く旅。
夏を探すためなら山陰がいいだろうということで迷いなく山陰旅行にしました。
青い海、青い空、赤い石州瓦がとても美しい山陰。どんな景色があるか楽しみです。
本日はここ松江から島根県西部の街である浜田を目指します。
島根県内で完結する短い旅行です。
普通乗車券を使えば片道2,310円の距離。青春18きっぷ1日あたりが2,410円ですからギリギリ元が取れない距離です。ですがめんどくさいので18きっぷで乗っていくことにします。18きっぷを余らせても仕方ないですからね。
第1走者 松江ー出雲市
松江を出るとすぐ右手に海が見えるようになります。
ですが、もちろんこれは海ではなく宍道湖。しじみで有名な宍道湖です。
途中そのままズバリの宍道という駅があります。
松江から出雲市行きの列車の車内はかなり混んでいたのですが、宍道で大勢降りて行きました。
お目当ては宍道から分岐している木次線みたいです。
木次線は超赤字ローカル線で、近いうちに廃線になることが噂されています。そのため18きっぱーをおびき寄せているのでしょう。
松江から乗ってきたきっぱーの大半が宍道駅で吸い取られていきました。
1時間弱で出雲市に到着。ここでは1時間弱乗り継ぎ待ちの時間があります。
普段ならば出雲そばだろうと思うところですが、正直食べ飽きておりそばの気分でもありません。近くのモスバーガーに行くことにしました。
第2走者 出雲市ー浜田
さて今日は第2走者で終わり。短い旅行です。
これに乗って2時間ちょっと。島根県西部の浜田を目指します。
出雲市から先は電化されていないため気動車になります。出雲市までは伯備線経由の特急やくもやサンライズが通るため電化されているんですよね。
従ってここから気動車になるわけですが、そういえば今まで乗ってきた列車もほとんどが気動車でした。電化設備があるのに走っている列車は気動車。超高級高性能スポーツカーに乗っているのに下道で60km/h制限を守りながら走るみたいなある種の贅沢感を感じます。
特急は出雲市を出ると次の停車駅は大田市。ここで大勢の下車がありました。
昨日姫路を出発してから出雲市まで18きっぱーと思われる人が大量に乗っていてローカル線の風情もあったものじゃなかったのですが、出雲市から先はかなり人が減ってきました。原因はやはり大半の18きっぱーが宍道駅で木次線に吸い込まれていったことでしょうか。また18きっぱーは出雲市から西には来ないようです。
18きっぱーは出雲市から西には来ない!
ローカル線の雰囲気を楽しむなら出雲市から西だ!
しかも車窓も出雲市から西が本番!
大田市でかなり降りたため、ここからやっとローカル線の雰囲気が出てきました。
出雲市から先の区間はあまり乗ったことがないので知らなかったのですが、山陰本線の車窓がいい区間は出雲市から西ですね。青い空、青い海、赤い石州瓦、これぞ求めていた山陰の景色です。まさに探していた夏の景色。
日本海の色って瀬戸内や太平洋側とは違うんですよね。
瀬戸内や太平洋は深い青色なのに対して、山陰は薄い水色、さらに陸地から離れるに連れて何段階かに分けて青が濃くなっていくようなグラデーションが見られます。
この山陰の日本海の景色が私はとても好きです。
夏はこのように綺麗な景色ですが、一方で冬になると大荒れ、いわゆる多くの人が想像する冬の日本海になるのですがね…
しかも山陰側の気候ですから冬はほとんど青空になることはなくどんよりとした曇りの天気が続きます。さらに雪なんかも降っちゃって…
2時間少々走って浜田駅に到着。
ホテルに15時ちょうどにチェックインしたためすることがなく付近をブラブラ。
旅行中に地元のスーパーに入ってどんなものが売られているか見るの好きなんですよね。わかる方いますか?地元限定のお菓子屋どんな海産物が売られているか見るのが楽しいです。
浜田はどんちっちという魚介ブランドを売り出しておりカレイやのどぐろが有名。スーパーにもやはりのどぐろが売られていましたがなぜか韓国産…しかものどぐろって高いんですね…
私は以前この浜田市にふるさと納税したためのどぐろをお安く食べたことがありましたが、結構美味しい魚です。
晩御飯は地元の居酒屋でのどぐろ丼を食べようと楽しみにしていたのですが、なんと今日は満席…
当てもなくフラフラしていると博多のびっくり焼きを売ってる店舗があったのでここに決めました。
しかし味はイマイチでした…そもそも本場博多のものと見た目からして違うし…
気を取り直して、明日はいよいよ最終日!
浜田から山陰本線を経由し一気に小倉まで向かいます。
ここからもきれいな景色が期待できると思いますよ!