こんにちは、かもめ(@kamomeNo3885)です。
さて今日は近鉄乗り放題きっぷ旅行の第2日目。
朝はここ名古屋駅前のホテルから出発です。
早速、近鉄名古屋駅に向かい今日は橿原神宮方面に向かいます。
橿原神宮前駅からは吉野線に乗り、吉野神宮へ向かいたいと思います。
特に吉野方面に行きたい場所はなかったのですが、せっかく乗り放題切符を持っているので近鉄の路線すべてに端から端まで乗ってみたいと思ってしまうのが乗り鉄の性….
青春18きっぷとは異なり特急券を追加することによって特急列車に乗れるようになるのもこの近鉄乗り放題切符(近鉄週末パス)の良いところです。
「近鉄週末フリーパス」なら、土日を含む連続3日間、近鉄全線が乗り放題!伊勢志摩、奈良、吉野、大阪、名古屋、京都を走る近鉄…
名古屋駅から出発
名古屋駅に向かうとちょうど伊勢・鳥羽方面に向かう「伊勢志摩ライナー」が停車していました。
近鉄名物 中川短絡線!
まずは名古屋駅から近鉄名古屋線・大阪線を通る特急で大和八木駅まで向かいます。
近鉄名古屋線はここ名古屋から伊勢中川までとなっています。
伊勢中川駅から先は近鉄大阪線です。
なぜ一本の直通路線にも関わらず伊勢中川駅で路線名称が変わっているかと言うと、昔は伊勢中川駅でスイッチバックをしていたことの名残です。
かつて大阪難波方面から来た特急列車はこの伊勢中川駅でスイッチバック、進行方向を変えて名古屋駅に向かっていました。
しかしこれでは伊勢中川駅に必ず停車する必要があり、大阪名古屋間の所要時間を短縮できないといった問題がありました。
そこで作られたのが伊勢中川短絡線です。
この線路は伊勢中川駅を通過する名古屋線・大阪線を直通する特急列車のみが通過する線路となっています。
伊勢中川短絡線はこのように三角形状になった線路になっており、伊勢中川駅の場内に侵入することなく名古屋から大阪方面までスムーズに抜けることができるようになっています。
数々の鉄道YouTuberがこの伊勢中川短絡線を紹介しており、このデルタ形状の中心には今まで赤福や近隣のビジネスホテルの広告が立っていたのですが、最近は大物鉄道系YouTuberスーツ氏の伊勢中川短絡線の広告が立つようになっています。
伊勢中川のデルタ線にスーツの看板が出現 pic.twitter.com/KEHn91SzXu
— な ご な ぞ/NagoNazo (@airaku10new) April 11, 2021
ちなみに私が乗っている列車は先述したように伊勢中川駅を通過することなく短絡線を通って大阪方面に抜けます。
ところで、伊勢中川駅は赤福の広告だらけでサブリミナル効果を存分に発揮している面白い駅です。一部では伊勢中川駅は赤福の広告であり広告のついでに駅をやっていると言われる始末です。
— かもめ@旅行好き (@kamomeNo3885) May 19, 2021
近鉄は線路の幅がバラバラ!?
大和八木からは近鉄橿原線に乗り換え橿原神宮前駅に向かいます。
近鉄の橿原神宮前駅は立体構造になっており1つ上に上がった階からほぼ直角に交わっている吉野線が分岐します。
この吉野線は阿部野橋からやってきた南大阪線に直通する路線で線路の幅が1067mmの狭軌となっています。
南大阪線系統以外では近鉄の線路幅は1432mmの標準器を採用していますから、私が名古屋から乗ってきた近鉄名古屋線や大阪線とは線路の幅が違うということになります。
つまり、線路を付け替えるという大工事をしない限りはどう頑張っても直通は不可能なのです。
これはどういうわけかと言うと現在の近鉄の路線拡大の歴史に裏があります。
近鉄南大阪線は昔大阪鉄道という別の会社が運営しており、近鉄が買収したことによって近鉄に組み込まれたのですが、元々別会社の管轄ということで線路の幅が異なるままになっているのです。
近鉄はこのような感じで色々な会社を買収・合併してエリアを拡大してきたという歴史があります。近鉄の歴史について私はそれほど詳しくないので詳細な説明はできませんがWikipediaなどを見ると長々と書いてあります。
近鉄吉野線は初めて乗ったのですが、かなり田舎の路線でもあり昔ながらの特急車両が2両という短い編成でコトコト走っているローカル線といった印象が強かったです。
特急列車の車内も最近出てきた車両と吉野線の車両を比べるとどことなく昭和な雰囲気が感じられます。
列車は終点の吉野駅に到着。
到着したと言っても一番最初に書いたように何をするというわけでもありません。駅の前をぶらぶらと散歩してすぐ折り返しの普通列車に乗り込みます。
折り返しの普通列車に乗って向かうはここから1駅行ったところの吉野神宮という駅。
この記事を書いていて気づいたのですが、近鉄は橿原神宮の場合は駅名が「橿原神宮前」となっているのに対し、吉野神宮は「前」が付かないんですね。ちなみに、吉野神宮駅から吉野神宮まではそれなりに離れています。
行くところもないのでこの吉野神宮前駅から吉野神宮まで歩いて向かってみたいと思います。
と思ったのですがかなり長いことを坂道が続き、山道で車がバンバン走るような所だったので歩いて吉野神宮へ向かっているのは私ただ一人でした。
昨日は名古屋の熱田神宮に向かい、今日は吉野神宮、明日は伊勢神宮に向かう予定なので、今回の旅は神社にお参りしまくる旅になっています。
ちなみに、今日は伊勢市まで戻る予定なのですが、これから橿原神宮にもお参りする予定です。
近鉄沿線には日本を代表する神社がたくさんあります。
熱田神宮も橿原神宮もどちらも有名観光地ですから、人がわんさかいます。
その反面この吉野神宮は山の高いところにあるこじんまりとした神宮(神社)といった感じで、とても雰囲気がよかったです。
私以外にいらっしゃった人も2、3人という閑散ぶりでした。
吉野神宮からはすぐに下山して再度普通列車で「飛鳥」という駅で下車します。
この飛鳥駅周辺は名前の由来の通り飛鳥時代に栄えたところで、近くには日本最古と言われる仏像が祀ってある「飛鳥寺」があります。
飛鳥駅でレンタサイクルを借りてこの辺をぶらぶらしてみようと考えたのですが、前に1回したことがあるし、あまり時間もなかったので飛鳥駅前の食堂で昼ご飯だけ食べてすぐに続行の列車に乗って帰ることにしました。
田舎の民家の一角でやっているような定食屋さんで、私が入店するなり家庭用の炊飯器でご飯を炊いていました。
そのため炊き立てご飯がいただけ、若い人が来るのは稀なようでなんどもおかわりを勧められました。食いしん坊なので助かります(笑)
飛鳥周辺は観光地が多いにも関わらず観光地化されておらず、奈良時代の雰囲気を残したとても素晴らしいところです。
語弊を恐れずに言うと、100点満点の田舎です。サイクリングにはうってつけですので、とてもオススメ。
奈良県の橿原市から伊勢市へ
帰ることにしたと言っても今回の宿泊地は伊勢市となっています。ここからまた三重県の伊勢市まで一気に来た道を戻らなければなりません。
と、ちょっとその前に橿原神宮に参拝。近鉄の橿原神宮前駅から歩いてすぐのところにあります。
橿原神宮の隣の駅は「畝傍御陵前(うねびごりょうまえ」と言う駅で、初代天皇の神武天皇のお墓があります。
さて、橿原神宮から再度近鉄特急で伊勢市まで行きます。乗車したのは近鉄の汎用特急Aceと呼ばれるタイプ。
アーバンライナーや伊勢志摩ライナー、2階建てのビスタカーなど個性の強い特急が多い近鉄の中で最も普通の特急。
悪く言えばハズレの特急かもしれませんが、私はシンプルイズベストと言った感じでこの車両が結構好きです。
伊勢市駅で2日目は終了
2日目は伊勢市前のホテルで終了。
伊勢市駅はJRと近鉄併用の駅で、伊勢神宮外宮の目の前です。
伊勢市駅から歩いて500mほど行った宇治山田駅は皇族方が利用するとても大きな駅です。
この宇治山田駅は貴賓室も備えられており天皇陛下が伊勢神宮お参りになる際は近鉄特急しまかぜに乗車されこの宇治山田駅で下車されることになっています。
伊勢市駅から歩いていける距離ですので、私もすこし見に行ってみることにしました。
宇治山田駅の歴史についてはこちらの動画に詳しいです。
さて今回は伊勢市駅前のホテルに宿泊します。
明日はほぼ日の出と同時の人が少ない時間帯に伊勢神宮をお参りし、賢島の方まで足を伸ばしたいと思います。
是非明日の様子もご覧ください。
それではここまで読んでいただきありがとうございました