・東京-大阪間の最安の移動方法を考えた
・当然一番安いのは青春18きっぷ
・所要時間とのコストパフォーマンスを考えると高速バスやぷらっとこだま利用がオススメ
旅行好きの鉄道マニアのみならず、どこからどこまで最も安く行ける手段は何だろうかと考えたことがある人は多いはず。
今回は関西から東京に行くのに最も安い手段について考えてみました。
関西というのは簡単のためにわかりやすく大阪駅ということにして「大阪駅から東京駅」までの最安の運賃について考えてみましょう。
新幹線 所要時間 2.5h 交通費 13,870円
まずは大阪-東京間の移動で最も王道であるだろう新幹線について見てみましょう。
大阪駅から新幹線は出ていませんからJR京都線で1駅お隣の新大阪駅からのぞみ号に乗ることになります。
この場合、大阪駅から東京駅までの乗車券8,910円と新大阪から東京までの新幹線自由席特急券4,960円が加算され、13,870円というのが移動にかかる交通費になります。
ぷらっとこだま利用 所要時間 4h 交通費 10,700円
上記は最も早い手段新幹線ののぞみ号利用して移動する手段でしたがJR東海では「ぷらっとこだま」という各駅停車のこだましか利用できませんが安くなるきっぷが用意されています。
これで行けば東京-新大阪間は10,700円で移動することができます。
また、新大阪-東京間であれば1,500円を追加するだけでグリーン車にも乗車できてしまいます。
ぷらっとこだまを利用して安く行ったぶんちょっと贅沢にグリーン車利用など良いのではないでしょうか。
しかし、各駅停車のこだま号を利用するため所要時間は4時間程度となってしまいます。
大阪駅まで行こうとすると新大阪-大阪間の運賃160円も追加されるため、合計の交通費は10,860円、所要時間は4.5h見ていれば大丈夫でしょう。
所要時間 4.5h 交通費 10,860円(グリーン車利用 12,360円)
新幹線日帰り旅行や新幹線こだま号の片道プラン「ぷらっとこだま」「行こっか!こだま」の予約サイト。新幹線は交通系ICやQR…
在来線 所要時間 9.5h 交通費 8,910円
新幹線を利用せずにJRの在来線を利用する場合、大阪-東京間でかかる運賃は8,910円となります。
しかし、所要時間は9時間程度。さらに乗り換えが6回から7回要求されることになります。
青春18キッパーはよく東京-大阪間を利用していますが特に静岡が難所だと言いますね。
9,000円弱で所要時間は9時間。
なのでさっきのぷらっとこだまと比較するとあまりコストパフォーマンスの良い移動手段とは言えません。
途中で観光しつつのんびり行くのもあり
しかし、大阪-東京のきっぷを買った場合、有効期間が4日となります。
つまり、4日間以内であれば何回でも乗り降り可能です。逆戻りこそできませんが、1日当たり2,228円で東京までの乗り放題切符を手に入れたようなもの。
途中の京都、名古屋、静岡、熱海などで途中下車しつつのんびり複数日かけて東京を目指すのであればこれだけで立派な観光と言えそうです。
また、有効期限も2日以上になります(距離によって増えていく)
18きっぷ利用の場合
JRの在来線はコストパフォーマンスの良い移動手段とはないとはいえ青春18きっぷを利用すれば別です。
この記事を書いている2021年10月20日現在青春18きっぷの一日当たりの費用は2,410円。
在来線を利用するため所要時間が9時間程度かかることには変わりありませんが、1日当たり2,500円ぐらいで大阪-東京間を移動できるのあれであれば破格です。
しかし、18きっぷには欠点もあります。
それは5枚綴りでしか購入できないということ。(実際には1枚の切符でハンコが5回をされると利用終了というルールになっています)
5回分、つまり5日分利用する予定があるのであれば良いですが、1日だけ東京-大阪を移動するのであれば1回しか使わないにも関わらず購入には12,050円かかるということになります。
余った分は金券ショップやネットショッピング(ヤフオクやメルカリなど)で売ればよいとはいうものの、売れるか売れないかはその時次第。
せめて3回分程度の利用予定がないとなかなか手が出しにくいきっぷです。
とはいえ、在来線を利用するのであれば途中下車可能です。途中の駅で降りて観光しながらボチボチ行くのも旅行好きにとっては苦にならないものです。
静岡で有名なさわやかのハンバーグを食べて、熱海で温泉に浸かりつつ、東京を目指せばそれだけで良い観光になるのではないでしょうか。
所要時間 9.5h 交通費 2,410円(換算)
青春18きっぷは1年間の限られたシーズンにしか利用できないためご注意ください。
高速バス 運賃 ~4500円 所要時間 8.5h程度
こういう格安移動系で最も最有力となるのが当然ながら高速バスです。
私がこの記事を書いている2021年11月現在の高速バスの運賃を見てみると以下のような感じでした。
大体4,500円程度見ていると高い時でも東京まで移動できるイメージです。
所要時間は8.5時間程度。
しかし、高速バスの欠点は夜行となると次の日がかなりしんどいということ。
移動日を別で設定する必要がないという強行突破の旅行では大丈夫ですが、高速バスで夜の間移動してしまうとやはり次の日は疲れが残ってしまうものです。
そのような方にオススメなのが東海道昼特急。
これはその名の通り昼の間に東京-大阪間を移動してしまうという高速バスです。
当然ながら移動に丸1日取られるという旅行者にとってはかなり不利な状況とにはなりますが、旅行の予定に余裕がある方は検討してみてもいいのではないでしょうか。
また、この東海道昼特急号は2階建てとなっており、2階の一番前の座席は前面展望を楽しみながら移動することができます。最近、新東名高速道路の開通によって経由ルートも変わりました。天気が良ければ浜名湖や富士山などを眺めながら東京まで丸1日かけて移動するのも良いのではないでしょうか。
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LCC 交通費 9,500円 所要時間 5h
最後にLCCについて見てみましょう。
飛行機は新幹線やバスと違い運賃がいくらと決まった金額を言えないのが難点ですが、2021年11月現在の運賃表を見てみると9,000円くらい見ていれば東京まで移動できるといったイメージでした。
所要時間は1時間半程度で当然ながらこれまで紹介してきた安堵の公共交通機関よりも早くなっています。
しかし、欠点は当然空港までの移動がめんどくさいということ。
今回は大阪駅から東京駅までの移動を考えていますからそれも含んだ交通費と所要時間を見てみましょう。
※2021年 11月27日(土)に大阪ー東京を移動すると仮定
- 大阪駅ー関西国際空港 交通費 1,210円 所要時間 1h
- 関西国際空港ー成田空港 ジェットスター14:30分発 当日の最安(7,290円)
- 交通費 7,290円 所要時間 1.5h
- 成田空港ー東京駅 交通費 1,144円 所要時間 1.5h
合計 交通費 9,644円 所要時間 4h
ここには保安検査等の時間を含んでいませんから、実質は5h程度かかると考えられます。
まとめ
これまで新幹線在来線高速バス飛行機と比較してきましたが情報を整理してみましょう。
また1時間辺りにかかる運賃を計算しそれを運賃のコストパフォーマンスとして見てみます。
上記のように1時間あたりにかかる移動費を考えると、当然18きっぷが断トツですが、やはり高速バスもかなり強いですね。
また、新幹線利用の場合ものぞみ号よりこだま号を利用した方がかなり安くなることがわかります。
ぜひこの記事を参考に、大阪-東京の格安移動にお役立てください。