こんにちは、かもめ(@kamomeNo3885)です。
さて今日はJR四国のバースデイきっぷを使った2日目の行程をご紹介します。
昨日は関西にある自宅から明石海峡大橋と淡路島を経由し徳島の鳴門に至りました。鳴門からは列車で徳島・高松と渡って高松の栗林公園を見物したところです。今日は高松市内のネットカフェに宿泊していましたからこの日の行程は高松の繁華街である瓦町の快活CLUBから出発します。
特急しまんと号で大歩危を目指す
高松の朝は早い…
朝5時半からオープンしているうどん屋がゴロゴロあります。私も6時過ぎのしまんと1号に乗る予定でしたが、駅前のうどん屋さんでうどんを食べて出発することにしました。
この日の目的は高知の四万十川にかかる沈下橋を見に行くことです。
そのためまずは朝一番の特急しまんとに乗り高知駅を目指します。高知に行く特急は2種類あります。これから乗車するしまんと号と岡山駅を出発する南風号です。どちらも目的地は高知駅ですが出発地が違います。
高松を出るのがしまんと、岡山を出るのが南風です。
バースデー切符はグリーン車乗り放題のきっぷにしたのですが、残念ながらしまんとにはグリーン車がついていません。
南風ならついているのですが、高松発着のしまんとは運行距離が南風に比べて短いので不要と判断されたのでしょう。
しかたなく、指定席で移動します。
JR四国の指定席は半室のみが指定席となっている場合が多く、自由席と座席は同じです。このようにヘッドカバーの色で指定席と自由席を区別するようになっています。
幸い指定席は車両の1号車の先端部分にありましたので、私の大好きな前面展望が楽しめる席を予約することができました。
このしまんと号で高知駅を目指しますが、まずは大歩危駅で途中下車したいと思います。
大歩危の絶景を堪能!
大歩危は名前からも有名ですが日本最後の秘境と呼ばれ美しい吉野川の流れが楽しめる渓谷です。
吉野川の遊覧船の方に行くと川と渓谷の眺めが楽しめると思ったので、大歩危駅を下車し徒歩で遊覧船乗り場を目指します。
しかし途中で道を間違えていたことに気づきました。途中からはうすうす間違えていることに気付きながらも冒険感覚で突き進んでしまったのですが…
また歩いて戻ろうにも疲れ果てているし時間も無い為仕方なくタクシーを呼ぶことにしました。
このような廃校ボロい小学校の前にいますと伝えてタクシーを呼びます迎えに来てくれた運転士さんはなぜこんなところに?といったような感じで驚いていました。「道を間違えてしまったんですよ、ははは」と言いながら遊覧船乗り場まで連れて行ってもらいます。
吉野川の清流と美しい渓谷が織りなす素晴らしい絶景でした。
実は近くに小歩危というものもあります。
実は大歩危というのは岩がゴロゴロしておりその岩が大きいため大股で歩くと危ないということから大歩危(オオボケ)と言われているそうです。
逆に小歩危は岩が小さいため小股で歩くと危ないから小歩危(コボケ)とされているという説があります。
いずれにせよ大歩危と小歩危は隣り合っていますが景観が全く異なるのだそうです。
小歩危を超えて少し行くと小便小僧や祖谷のかずら橋で有名な祖谷という地方に行きます。
大歩危は実は徳島県。今まで乗ってきたしまんとは香川県を南下し高知県に向かいますが、途中大歩危の周辺だけ徳島県を通るのです。さらに、少し西に行くと愛媛県だそうです。
つまり、大歩危は四国4県の県境が密集する地域でもあります。さっき乗せていただいたタタクシーの運転士さんの家に近くに4県の県境が密集しているそうです。
さて大歩危駅の渓谷を下る船乗り場のところに到着。このように素晴らしい吉野川と大歩危の渓谷を眺めることができます。
大歩危駅を離れて高松方面に歩いて行くと小歩危駅があります。大歩危駅から小歩危駅まではずっと吉野川に沿って歩くことになり、良いハイキングコースになっているそうです。距離にして大体6km程度。しかしながら小歩危駅の時刻表がこんな感じで当然特急は停車しないので帰りが大変なことになります。小歩危駅まで歩いて行くなら往復12km歩く覚悟が必要でしょう。
というわけで船乗り場のところから大歩危駅まで歩いて帰ります。大歩危駅までもやはり吉野川に沿って歩いて行くことになります。
さて今日は大歩危駅の近くにある食堂でご飯を食べることにします。実はこれが私の大歩危駅に来るモチベーションともなった店です。その名も歩危マート。この歩危マートの祖谷そばと歩危揚げが有名なのだそうです。
祖谷そばというのがこちら。
そしてぼけあげというのがこちら。とても大きな油揚げをサクサクに揚げたものです。
祖谷そばは少し甘い出しと短めの麺がマッチしてとても美味しかったです。ぼけあげも出して頂いたゆず胡椒で食べましたがこちらもかなり美味しかった。大歩危駅に観光に来る際はお勧めのお店です。
それから向かいのコンビニのようなところでアイスを買い大歩危駅したのテラスに座って吉野川を眺めながらアイスを食べます。この時間が至福です。
次の特急南風を待っている間に四国まんなか千年物語号がやってきました。このように添乗員さんがドアのところで案内してくれるのですね。いつか乗ってみたいものです
さて休憩も早々に大歩危駅から再度特急南風号に乗車します。
このなんぷう号は高知行き。
高知で対面接続であしずり号に接続しています。
特急南風は岡山駅から高知駅を結ぶ特急です。この出発地点が高松駅になると先ほど乗ってきたしまんと号に名前を変えます。さらにしまんと号は宿毛駅を発着するものもあり、宿毛-高松間を結ぶしまんと号は日本で3番目に長い距離を走る特急です。確か…
と少し話が脱線してしまいましたが再度南風号に乗車。
南風号は先ほど書いたように岡山駅と高松駅を結ぶ特急ですが、そのちょうど中間地点にあたるのが大歩危駅です。少し大歩危駅の方が高知よりかもしれませんが。なのでこの南風号はすでに半分以上の距離を走って生きていることになります。
通常ここからグリーン車に乗るようなことはもったいなくてできないのですが、これでグリーン車に乗車できるのが四国バースデーきっぷのすごいところ。
この南風号のグリーンに関してはあらかじめ乗車することが決まっていたためきっぷを予約する際に旅行センターに予定を伝えあらかじめ手配してもらっていたのでした。
入ってきた特急南風号は2000系。
2021年7月現在この土讃線から2000系は引退してしまったので懐かしい光景です。特急南風号のグリーン車はこのように1かける2列の席私は1列側の席を予約しました。
一時間半ほど走って高知駅に到着。高知駅はとにかくアンパンマン推しが凄いです。と、いうかJR四国全部アンパンマンです。
高知駅からはわずかに3分の接続時間で対面のあしずり号に接続します。あしずり号で向かうは中村駅。
高知駅から中村駅までもそれなりに離れており特急で一時間半程度かかります。
この土讃線の途中にある安和駅という駅がとても海が美しい駅なのでいつか降り立ってみたいと思っています。
四国の海が美しい駅といえば予讃線の下灘駅が有名ですが個人的には安和駅の方が好きです。
中村駅に到着。
中村駅ですることといえば駅併設のショップでレンタサイクルを借り四万十川の沈下橋を見に行くことです。ちょうどこの日は四万十ウルトラマラソンの開催日であったようで川の向こう側からは応援や声援がたくさん聞こえてきました。
帰りの特急あしずり号まではおよそ3時間程度。あんまりゆっくりする時間もないので慌てて出発します付点そしてまず最初に訪れたところがここ。
四万十川にかかる佐田沈下橋というところです。中村駅から自転車で30分程度かかったでしょうか。この日はそれなりに天気も良く素晴らしい眺めでした。
沈下橋とはこのようにとても単純な構造で架けられた橋のことです。四万十川は洪水が多く橋を架けてもすぐに流されてしまうので、流されてもダメージの少ないように、単純で安く作れる橋を架けようといって架けられたのが沈下橋です。読んで字の如く洪水時には水中に埋まってしまうこともあるそうで、流れを受け止める面積が少ないのでそれでも生き残ったりしています。
その代わり、やはり人が落ちたり、車が落ちたりといった事故はちょこちょこ起こっているみたいです。
さらに駅とは反対方向に自転車おすすめもう一つの沈下橋を見に行きます。
それがこちら、三里沈下橋と呼ばれる橋です。
先ほどの佐田沈下橋はそんなに水深のないところでしたが、こちらの三里沈下橋はかなり水深のあるところです。周囲ではこのようにウォータースポーツを楽しんでいる方が多く見られました
時間もないので慌てて中村駅まで自転車で爆走します。
なぜなら今日のホテルは高知駅にとってあるからです。中村発の列車で高知まで帰らねばなりません。再度特急あしずり号で高知駅まで先ほど来た道を引き返します。
そして今晩のご飯はこちら高知名物のかつおのたたきです。高知駅では目の前にスーパーがありそこで鰹のたたきがたくさん売ってあったのでパックご飯と共に頂こうと思います。
しかしなんとこちらのかつお。なんと静岡県産でした(笑)
明日は再度、高知駅を出発し中村駅からは予土線に乗りますの。予土線に乗って宇和島・松山と渡って最後は瀬戸大橋線。明日のお宿は倉敷の予定です。
また、明日の朝中村駅から予土線に乗るのであれば中村にホテルを取ったらええやん!と思いたいところですが中村にはホテルはそんなにないのです。さらにどうしても高知駅の周りを散策してみたかったので…
高知中村間は3回通っていることになりますが、高知駅のホテルを予約したのでした。
実際に本日泊まっているホテルではレンタサイクルの貸出があり、夜の高知周辺をぶらぶら散策して回ることができました。こちらががっかりスポットで有名な高知のはりまや橋です。
こちらの赤い橋は建て替えられたレプリカだそうで本物は道の向かい側にあります。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。