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グリーン車乗り放題!四国バースデーきっぷ旅行記【1日目】(明石~高松)

皆さん、こんにちは。かもめ(@kamomeNo3885)です。

今日は皆さんお四国への旅にお連れいたします。

JR四国が販売しているバースデー切符はご存知ですか?

これは誕生月に限り3日間13,000円程度でJR四国内の列車(グリーン車含む)が全て乗り放題になる神のようなきっぷです。自由席しか乗れない自由席用も9,600円でありますが、簡単に元が取れるのでグリーン車用をオススメします。

誕生月の連続3日、JR四国全線と土佐くろしお鉄道全線の特急列車が乗り降り自由になるきっぷです。ジェイアール四国バスの路線…

今回はこのきっぷを使って四国一周の旅行をしてきたのでその模様をお伝えいたします。

明石海峡大橋を回って鳴門へ!

本州在住の人が四国にアクセスするための方法は3通りあります。

皆さんも地理の授業で学習したかと思いますが、1つは広島県の尾道と愛媛県の今治を結ぶ「しまなみ海道」。

もう1つは岡山県の児島と香川県は坂出を結ぶ「瀬戸大橋」。

そして最後が兵庫県の明石と淡路島を経由し徳島県の鳴門を結ぶ明石海峡大橋を通るルートです。

この中で鉄道が通っているのは2番目に挙げた瀬戸大橋のみです。そのため鉄道オタクとしては瀬戸大橋通りがちです。何と言ったって日本唯一の定期寝台特急列車サンライズ瀬戸も通るルートですからね。

姫路駅に停車中のサンライズ瀬戸・出雲
姫路駅に停車中のサンライズ瀬戸・出雲

しかしながら今回私は関西在住ということもあり、さらに日程の関係上明石海峡大橋を通って鳴門に至ることを選択しました。

鳴門といえば鳴門の渦潮が有名です。ちょうど大潮に近い日を選んで渦潮ウォッチングにチャレンジしました。

四国バースデーきっぷのルート
ということで今回の行程はこちら。第1日目は青いラインの行程をたどります。

関西から四国にアクセスするにはやはり明石海峡大橋を利用するのが最も便利です(実は和歌山港から南海フェリーで徳島というルートもありますが)。

明石海峡大橋は山陽本線の舞子駅の上から淡路島に向けて伸びています。昔は舞子駅は普通列車しか停車しない駅でしたが、明石海峡大橋の開業に伴い快速列車も停車するようになりました。

舞子駅からはエスカレーターを使ってバス停のある橋まで登ります。まさに舞子駅の真上に高速バスの発着するバス停がありアクセスは抜群です。

ここ明石市の舞子から鳴門まではバスで1時間程度です。高速バスでJR四国の鳴門駅まで至ることができるのですが、今回の目的は渦潮を見ることですので途中の鳴門公園口という停留所で下車します。

舞子駅からはこのようにエスカレーターで橋上まで登る
明石海峡大橋から神戸方面を眺める
鳴門公園口のバス停前で撮影。大鳴門橋が直ぐ近くに見える。wikipediaより

鳴門公園口のバスの停留所はこのように海に面したところです。

この停留所の近くに架かる橋を「大鳴門橋」といい、ここが鳴門の渦潮の名所となっています。

 

この日の満潮時刻は午前9時半ほど。

到着したのは午前9時前。大鳴戸橋の下を歩いて渦潮を眺めることができる構造になっていますが、この鳴門公園も9時からしか開館しないため少し周りを散策して時間をつぶします。

近くにはこのような名称を表す石碑も立っており、ここからじわじわと激しさを増してくる潮の流れを見ることができました。

段々と激しさを増す渦潮

さて開館と同時に入場し大鳴門橋から間近の渦潮を眺めます。この日は完璧な満潮といったわけではなかったので綺麗に渦を巻いているのはなかなか見ることが出来ませんでしたがそれでも海とは思えない激しい潮の流れを観察することができました。

大鳴門橋から足元の渦潮を眺める

いざバースデーきっぷの旅へ!

ここからは再び路線バスに乗りJR四国の鳴門駅を目指します。

大鳴戸橋からJR鳴門駅まではそれなりに離れておりバスで30分弱かかりました。

途中に展示してある絵画が全てレプリカで有名な大塚美術館の前を通ります。ここは米津玄師がPVに使ったことで有名になりましたが私は音楽には詳しくないのでよく分かりません。

JR四国鳴門駅に到着。

やっとここからJR四国線が全線乗り放題になるバースデーきっぷの使用を開始します。

今回の旅程

今回の行程
青い線が1日目、黄色の線が2日目、黒い線が3日目となっております

ここで本日の予定をを紹介しておきましょう。

明石海峡大橋を通って淡路島を経由し鳴門についた私はここからバス鳴門線にて徳島駅に向かいます。

徳島駅からは高松駅に向かい高松の栗林公園を見物して今日の予定は終了です。

まずは鳴門線で徳島駅に向かい徳島駅からは特急うずしおにて高松駅を目指します。

徳島は○○天国⁉

ところで日本で唯一電車が通っていない県はどこかご存知ですか?

JRではなくて電車です。

よく沖縄県を言われる方がいますが沖縄県は確かにJRはありませんが「ゆいレール」という電車が走っているので沖縄県は正解ではありません。

電車というのがヒントです。

つまりディーゼルカーのみしか走っていない県が正解となります。

 

日本で唯一電車が走っていない県、それは徳島県なのです。

 

四国は電車ではなく気動車が多い地域ですが、高松駅には瀬戸大橋から通じる瀬戸大橋線が電車として通っていますし、高知県には確かにJR四国が管轄する電化区間はありませんが市内電車の路面電車が電車にて運行されているため高知県は除かれます。

そんなわけで徳島県は気動車天国です。ちなみに四国の人達は鉄道のことを全て「汽車」と言います。電車でも汽車と言います。地域性が出た面白い特徴だと思います。

 

さて徳島県といえば私の大好物があります。徳島ラーメンです。

徳島ラーメンは濃い目の味のとんこつ醤油ラーメンにご飯がセットになったものです。味が濃いためご飯のおかずとして食べるように作られたラーメンと言われています。富山のブラックラーメンも同じですね。しかしあれは本当に塩辛すぎてご飯がないと全く食べられません。しかし徳島ラーメンはラーメン単体でもそれなりに美味しくご飯がそれをさらにかき立てているといった感じでこっちの方が好きです。

徳島ラーメン
富山ブラックラーメン

次の特急うずしおの時間まで少し余裕があるので徳島駅の駅ビルを散策していると面白いジュースを見かけました。ご当地エナジードリンクのようで徳島県名産のすだちを使っています。さらに阿波踊り専用エナジードリンクだそうです。

阿波踊り専用エナジードリンク

今回乗車する列車は特急うずしお。この時はまだ2000系が残っておりさらにその2000系の中でも珍しい試作車のN2000系が使われていました。

特急「うずしお」に運用されるN2000系

列車は1時間程度で栗林駅に到着。

バースデーきっぷはグリーン車乗り放題のきっぷですがうずしお号にはグリーン車が付いていないため指定席です。

実はJR四国内の特急でグリーン車が付いている列車は2つのみ。

岡山と高知を結ぶ「南風」と岡山と松山を結ぶ「しおかぜ」のみです。そのためグリーン車乗り放題といってもあんまり活躍する機会はないかもしれません。と言いつつもJR四国のグリーン料金はそこそこ高いですしグリーン席乗り放題の切符にしても追加で3000円程度なので必ずグリーン車乗り放題の方のバースデー切符にすることをお勧めします。

特にしおかぜに運用される8600系のグリーンは凄まじいので…(3日目に乗ります)

 

栗林駅から歩いて栗林公園に向かいます。栗林公園は昔高松城があるところの跡地です。

素晴らしい日本庭園を眺めることができました。また入園料も安く市民の方もかなりいらっしゃるようで市民の憩いの場としても活躍しています。高松の市街から近い所にありますからそれも納得というものです。

 

さて本日の予定はこれにて終了。

後は高松駅の2階にあるスターバックスでJR四国の列車たちを見ながらのんびり仕事して高松市内のネットカフェに宿泊することにしました。

今日は明石から高松までの短い移動でしたが明日からはもっと長大な移動になります。そのため明日から使う指定席券を発券するなどしました。

JR四国のバースデー切符はあらかじめ乗る列車が決まっている場合は申込みの際に日付と時間を指定して一緒に指定席券を送ってもらうことも可能ですが、6枚までならこのように自動券売機で指定席券を発券することもできます。しかしJR四国館内でこのような自動券売機がある駅は少ないですので注意が必要です。

明日は朝この高松駅を出発した後、土讃線に乗り大歩危駅を目指します。

大歩危を観光した後は中村駅を目指し沈下橋を見に行こうと思います。沈下橋を見た後はそのまま後戻り、高知駅近くにあるホテルに宿泊する予定です。

是非次の記事もご覧ください。それではここまで読んでいただきありがとうございました。

四国バースデーきっぷのルート
今日の行程(この青のライン)
四国バースデーきっぷ モデルルート
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