・大阪-出雲市間の最安の移動方法を考えた
・「新幹線&やくも早得きっぷ」は文句のつけようがないきっぷ!
→2022年3月で販売終了したようです。
→できるだけ早割21で21日前までに予約するのがベスト!
最安の移動手段を考えるシリーズ第4弾は関西から山陰方面への移動手段について考えていきたいと思います。
関西から関東方面、九州方面、名古屋へのそれぞれの移動手段は以下をご覧ください。
まず起点を決めましょう。
今回は大阪駅から山陰の大観光地である出雲市までとしたいと思います。
鉄道を利用する場合 所要時間 4h 交通費 10,340円
鉄道を利用して大阪駅から出雲市駅まで行く際は新幹線と在来線特急を組み合わせたら乗り継ぎ割引の適用が便利です。
乗り継ぎ割引とは新幹線と在来線特急を乗り継ぐ際は在来線特急の特急料金が半額になるという制度です。
通常新大阪駅から出雲市駅まで移動する際は岡山駅で新幹線から在来線特急のやくも号に乗り継ぐことになります。
新大阪駅から岡山駅までの新幹線特急料金が自由席利用で2,530円。 岡山駅から出雲市駅までの在来線特急やくも号の自由席特急料金が2,420円となっています。
しかし、乗り継ぎ割引を適用する場合やくも号の特急料金は半額となるので1,210円の節約となります。
ここで乗り継ぎ割引を適用する際の注意点を紹介しておきます。
乗り継ぎ割引は新幹線と特急列車を乗り継ぐと判断された場合に適用されます。さらに在来線から新幹線の乗り継ぎであれば翌日でも適応可能です。(新幹線から在来線特急の乗り継ぎの場合は当日のみの適用となります)
やくも→新幹線の乗り継ぎであれば翌日でも乗り継ぎ割引が適用されるため岡山駅で数時間程度時間を取り食事や買い物を済ませてから在来線特急(ここでいうやくも)に乗車した際も乗り継ぎ割引は適用されます。
在来線から新幹線へ乗り継ぐ場合は在来線の乗車日かその翌日でも割引になります。
そのためとりあえず新大阪から岡山までの新幹線の切符を買っておいて、あとで岡山駅でやくも号の切符を買い足すというような2回に分けた購入をしてしまうと乗り継ぎ割引が適用されません。
これは機械やみどりの窓口の人が乗り継ぎということを判断できないからです。
そのため乗り継ぎ割引を適用する際は必ず一括にまとめて購入するようにしましょう。
また乗車券を長い距離一括でまとめて買うことによって安くなるという利点もあります。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
乗り継ぎ割引を適用する際は目的地を大阪-出雲市として新幹線と在来線特急を乗り継ぐという設定にすればOKです。
みどりの窓口で切符を購入する際はわざわざ「乗り継ぎ割引を適用してください」などと言う必要はありません。、みどりの窓口の方が乗継割引適用可能であれば勝手に適応してくれます。
Yahoo路線で調べた際も新幹線と在来線特急を乗り継ぐ際は自動的に乗り継ぎ割引が適用された運賃が表示されるようになっています。
まとめると新幹線と在来線特急やくも号を利用した場合、交通費は10,340円(乗り継ぎ割引適応)。所要時間は4時間程度です。
大阪駅から出発する場合、大阪-新大阪間の交通費160円が含まれていませんが、運賃は変わりません。
これはJRの切符は長い距離買えば買うほど1kmあたりの運賃が安くなるというルールがあるためです。
新大阪からは出雲市までの営業キロは401㎞なのですが、ここに新大阪-大阪間の3㎞を加算したとしても同じ運賃体系になっているのです。
なので新大阪から新幹線に乗り換える場合は最寄駅から新幹線の到着駅までの乗車券を一括で購入するようにしましょう。
(つまり、きっぷは一度にまとめて長い距離買いましょう。ということです。)
新幹線&やくも早得きっぷ 所要時間 4h 交通費 5,160円
→このきっぷは2022年3月で販売を終了したようです。
この記事を書いている2021年11月現在、「新幹線&やくも早特きっぷ」というものが発売されています。これは先ほど書いた新幹線とやくも号を乗り継ぐ際に購入できる安い切符です。
これならば 片道5,000円で新大阪から出雲市まで移動できてしまいます。ここに大阪-新大阪間の160円を足しても5,160円です。
所要時間は当然先ほどと同じく4時間程度。
乗継割引について長々と解説しましたが、2021年11月現在はこの「新幹線&やくも早特きっぷ」があるため乗り継ぎ割引を適用するより圧倒的に安くなっています。
同じ交通手段でもここまで値段が違うと人気になるのも当然なようで、通常JRの切符は1ヶ月前の10時から発売開始になりますが予約しようとしても「残席なし」と表示され購入できない場合が多いようです。
旅行の予定が決まった際は早めに予約することをお勧めいたします 。
また早特きっぷとあるだけあり、購入は3日前までとなっています。
WEB早割21
新幹線&やくも早得きっぷの代わりに出てきたのがこの早割きっぷ。
7日前、14日前、21日前と3つのプランがありますが、事前に予約すればするほど安くなります。
高速バス 所要時間 5.5h 交通費 6,000円
最後にバスを見てみましょう。
2021年12月の最安料金をまとめたカレンダーを見てみると、当然ながら年末にかけて値段が上がっていくようですが、それ以外の期間であれば6,000円程度見ていれば乗車できるようです。
所要時間は5時間半となっています。
高速バスは5時間版で6,000円程度、先ほどの「新幹線&やくも早特きっぷ」は4時間で5,000円なのでどれだけ先ほどの切符が安いか分かります。
予約を取るのがなかなか難しいですが予約できた際は最もおすすめな移動手段と言えます。
でも、途中の岡山駅で乗り換えるのが面倒くさいと感じる人もいるかも….
(番外)青春18きっぷを利用した場合
所要時間は10時間程度となります。
また、中国山地の伯備線は本数が少ないのであまりお勧めできる方法ではありません。
また、発売期間と利用期間が限定されています。
運賃は当然1日で行けば2,410円(換算)で済みます。