【英語学習】聞くだけでペラペラは嘘?スピードラーニングは誇大広告なの?

このページを読むとわかる事

・聞き流し教材のメリット、デメリット

・聞き流しでは音を聞き取れるようにしかならない。意味を理解して話せるようになるには別のアプローチが必要。

・聞き流し教材の効果的な使い方

・無料で聞き流し、英語の練習をする方法

再三英語の聞き流しの効果についてこのサイトでは解説していますが、ネットで「聞き流し 効果」などで検索するとどうも否定的な評価が多いようです。
スピードラーニングの口コミサイトでも「聞くだけで喋れるようになるわけではありません!」といった評価が大半です。まあ、当然ですね。

聞くだけでペラペラになるほど甘い世界じゃないし、聞くだけでペラペラになってたらほとんどの日本人が今頃英語がペラペラになっているはずです。

しかし、スピードラーニングやネイティブイングリッシュに代表されるリスニング系の教材は一定の効果があります。しかし、もちろん聞くだけではダメです。そこで今回は聞くだけで教材の本当に効果的な使い方をご紹介します。

そもそもの注意点

私はスピードラーニングを10年以上聞き続けています。特に中高生の頃は勉強しながら聞くというのが習慣になってたので10時間勉強したら10時間聞いているくらいの勢いでした。
しかし、スピードラーニングの効果を感じ始めたのは2年後くらいからです。学校のリスニングテストが勉強せずともすべて聞き取れるようになったのがきっかけでした。

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そのため、スピードラーニングやネイティブイングリッシュといったリスニング系の教材を学習し始めたからといって、すぐに効果が出ると思わないでください。

また、どう考えても「聞くだけで喋れるようになる」はいい加減すぎます。

スピードラーニングも誇大広告として問題になっているようです。(実際にグーグルで「スピードラーニング 誇大広告」と検索すると11.900件がヒットします。5月6日現在)。しかし、これはスピードラーニングに限ったことじゃないので、ここがアウトなら他のいろんな教材もアウトでしょう。

しかし、聞き流し教材がすべて意味のないものかと言われれば絶対にそんな事ないと思うんです。ここで私が勧める効果的な方法を伝授します!

聞き流し教材のメリット

勉強時間を別に確保する必要がない

「聞き流し」ですので家事をしながら、通勤時間になど勉強時間を確保することなく続けることができます。

しかし、後から補足するようにこれではあまり効果的な使い方とは言えません。英語の周波数に慣れる事くらいはできると思います。英語の周波数って何?という方はこちらの記事をご覧ください。

しかし、聞くという事は書く、読むに比べたら短時間で完了する時間帯効果の高い勉強法です。

特に英会話教材のようなシチュエーション別の会話をマスターするには効果的。ビジネスでの英会話、レストランでの英会話などその場面に則した会話が録音されているので、実際に遭遇する事が多いであろう場面の会話から学ぶことができます。実際にその場面に当たれば、「聞き流し教材の中の人はこんな表現や単語を使っていたな」連想記憶が呼び起こされるのでそこも良いポイントです。

聞き流し教材のデメリット

音が聞き取れるのと英語が理解できるのは違う

聞き流しでリスニングの点数が上がると思っている方が多いようですが、それはあくまで聞こえてくる英語のスクリプト(実際に文字で起こした文章のこと)が頭の中に浮かんで理解できた場合の話です。

例えば
“I am a physician”という文章があったとします。

 

これを音で聞いたときず第一の関門はphysicianが聞こえるかです。

 

もし、あなたがphysicianという単語を知らない場合、この単語が聞き取れる可能性は低いです。人間聞いたことがない単語は聞き取りにくくなっているからです。

先日、菅官房長官が「新しい年号は”令和“であります」と言ったとき、皆さん「ヘイワ、エイワ?なんて言った?」ってなりませんでした?あの現象です。

初めて聞く単語はなんと言ったかわからないんです。あの時は「レイワ」と言ってから漢字を見せるまでに少し間がありましたからね、漢字を見て「あーレイワか!」となった人が多いと思います。

「レイワ」を一発で聞き取れた人は少ないんじゃないだろうか

第二の関門は単語力です。
「どうやら”フィジシアン”と言ったらしい。ところでフィジシアンってなんだ?」となってしまえば、テストの点数は取れなくなってしまいます。

聞き流し教材は第一の関門を突破する力をくれます。英語の周波数に慣れて微妙な音の違いが聞き取れるようになるからです。

しかし、第二の関門を突破する力は与えてくれません。ここはあなたの単語力次第ですから、聞き流し教材に頼るのは無理があります。諦めて単語を覚える努力をするしかないのです。
ちなみにphysicianは内科医という意味です。

応用できないと喋れない

さて、努力の結果流れる英文が寸分の狂いもなく聞き取れるようになったとしましょう。
でも、これではただ聞き取れるだけで喋れるようにはなりません。また、その意味が理解できるかもわからないということは先述した通りです。

英語を理解し、話すためには英文構造を理解してそれを応用できるだけの力が必要です。応用とはすなわち言い換えです。

 

例えば、「私は日本人です」と英語で言えますか?と言ったら多くの人が
I am a Japanese.”と言えると思います。

しかし、「私は内科医です」と言えますか?と聞いたらどうでしょう?

また、ここでも2つの関門があるように思えます。
まず1つ目は内科医という英単語を知っているかです。幸い、ここまで読んだ読者の方は先程の例で内科医という単語を覚えていると思うので、第一関門は突破です。

さて、問題は第二関門。
内科医という単語を知っていても、それをどのタイミングで(どの語順で)言ったらいいかが問題です。
ここで、ある程度文構造がわかっている人なら、こう考えます。

・「私は日本人です」を「私は内科医です」に言い換えるので、日本人と内科医を交換すればいい。

・I am a Japanese.の日本人に当たるところはJapaneseだから、これを内科医を表す単語physicianと入れ替えよう。

・I am a physician.←完成!

文構造がわかっていれば、このような交換作業ができるんです。

英語を喋れるようになる上でこの交換作業ができることは一番重要です。だから高校の時に暗唱例文というおもしろくもない例文を大量に暗記したんです。暗唱例文の真価はこの交換作業ができるようになることにあります。

したがって聞きまくってできるだけ多くの構文に触れるのが有効です。構文に触れたらその構文をいかに理解できているか、暗記しているかが勝負の分かれ目です。
ここでは、I am a Japanese.という第二文型が構文と呼ばれるものです。

聞き流し教材を活用するための勉強法

ここまでお話ししてきたように聞き流すだけでは喋れるようにはなりません。聞き流し教材を活用するために勉強法をご紹介します。

スクリプトを活用する

まずスクリプトを見てそれぞれの構文を理解しましょう。英会話程度だとそんなに難しい構文はないはずです。特に当サイトでオススメしているネイティブイングリッシュは基本的な場面のシチュエーション別英会話が網羅されているのでそこまで難易度も高くなく、それでいて英会話では十分なバリエーションの表現を学べます。

構文や文章構造を把握、理解する

スクリプトの英文を見て、どこに動詞があるか、どこまでが主語か、第何文型か、など把握しましょう。

英語の5文型の理解は英会話において最低条件です。

イングリ!

英語の基礎は何と言っても5文型です。私はこれを理解してから英語の偏差値が20ほど一気に伸びました(55→75)。ここでは…

音読の時間を測る

60秒で終わるテープがあれば、それを60秒で音読できるように練習します。60秒より遅くても早くてもダメです。きっちり60秒を狙って音読する練習をしましょう。そうすることによって英語独特のリズムを理解します。

ここで構文が理解できておらずただ目に入った英単語を発音しているだけだと60秒以上になるでしょう。また、知らない単語があって口ごもるようならやり直しです。

テープのスピードを上げる

スピードラーニングはとにかくスピードが遅い!
あれでは実際の場面ではやっていけません。TOEICやセンター試験のリスニング試験だってあれより早いですから。そのため再生ソフトやアプリの設定を活用して、1.25倍速や1.5倍速で聞きましょう。そしてこの速度で音読できるようになれば完璧です!

一方、ネイティブイングリッシュであれば初めから2段階再生速度機能が採用されており、リスニング用CDでは1.5倍速→1倍速、スピーキング用CDでは0.75倍速→1倍速の順で再生されます。リスニング用CDで速い英語を聞き取る練習をし、スピーキング用CDでゆっくりと口の動きを練習する。このパターンが最強です。

単語を覚える

これは先ほどの例そのまんまです。内科医という単語を知らずに「私は内科医です」とは言えません。

聞き流しに最適な教材を紹介

スクリプトを見て分構造の把握、単語の暗記、音読といったプロセスが重要なのでそもそも聞き流しと言っていいか怪しいところですが、当サイトでオススメする聞き流し(リスニング)教材をご紹介します。

最強の無料教材「TED talks」

無料教材ならTED Talksが最強です。
これは著名人2~20分程度のスピーチを聞けるサイトですが英語のスクリプトもちゃんと用意されています。また、内容も学問的に興味深いものが多く、少し高尚な人種になったかのような錯覚も得られます(笑)。

しかも、カラオケのように今どこを喋っているかハイライトで追ってくれるので発音の確認ができたり、ついていけなくなったりする心配がありません。
中には日本語の対訳がついているものもあるので内容理解できなくても心配ありません。
以下に簡単に使い方を示します。

 

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Languageを日本語に設定する。こうすることで日本語の対訳があるものだけが選択できるようになる。

 

 

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見たい動画を選択したら動画下にあるTranscriptが日本語になっていることを確認。この言語をEnglishにすることで英語のスクリプトも確認できる。単語の確認やスピーカーと同じ速度で音読できるか試してみよう!

www.ted.com

 

しかし、TED Talksはスピーチなので対面でのコミュニケーションの練習には向いていません。特に海外旅行のために英語を練習しておきたいという場合は不向きでしょう。

ネイティブイングリッシュ

スピードラーニングが大当たりしてから各社が聞き流し教材市場に参入しました。その中で当サイトがオススメするのが、このNative Englishです。

スピードラーニングは話す速度が遅いのが問題だったのですが、これは2段階の速度が両方録音してあるので問題ありません。また、速い速度のあとに遅い速度が録音されているので遅いバージョンを聞いたときはスピードの遅さにびっくりするはずです。

この感覚が大事で速さに慣れてしまえばテストで「速すぎて聞き取れなかった」という言い訳がなくなります。

また、当然レストランでの英会話や空港での英会話など場面に応じた会話が録音されています。TED Talksのようなスピーチよりはより実践的な内容と言えるでしょう。

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テキストいらずの聞くだけ学習 英会話教材【ネイティブイングリッシュ】

 

聞き流すだけでペラペラになるを真に受けて聞き流すだけでは一生リスニングの点数も上がりませんし、喋れるようにはなりません。もちろん「聞き流すだけ」を謳っている教材会社の誇大広告も悪いですが、いまいち活用できていないユーザーももったいないと感じています。しっかりと効果的な活用方法を身に着けて力をつけていきたいですね!

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